ホーム » 投稿 » ドラマ » “あえて空気を読まない”脚本に賛否…宮藤官九郎のいじりに反応したのは? 『不適切にもほどがある!』第5話考察レビュー

“あえて空気を読まない”脚本に賛否…宮藤官九郎のいじりに反応したのは? 『不適切にもほどがある!』第5話考察レビュー

話題沸騰のTBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』2月23日(金)放送の第5話「隠しごとしちゃだめですか?」は、前回謎を残して視聴者を引きつけた市郎と渚の関係性が明らかになる。複雑な人間ドラマから目が離せない今回は、5年ぶりに地上波ドラマ出演の錦戸亮も登場!(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

遂に明かされる市郎と渚の関係

不適切にもほどがある第1話より ©TBS

前回、渚(仲里依紗)の父・犬島ゆずる(古田新太)と対面した市郎(阿部サダヲ)。かしこまって挨拶する市郎だったが、会うや否や、なぜか市郎を「お父さん」と呼び泣き崩れるゆずるに、市郎は戸惑うのであった。

そんな市郎に、渚は一枚の写真を見せる。そこには、大人になった純子(河合優実)が赤ちゃんを抱いている姿が写っていた。渚は、写真に写っている赤ちゃんが自分であり、犬島ゆずるは渚の父であり、純子の未来の旦那だと説明するのだった。

これにより、市郎と渚は祖父と孫の関係であり、血縁関係によってタイムパラドックスが作用して触れ合うことができないとわかる。

市郎はふと今の純子が何をしているのかと聞く。しかしなぜかゆずるは煮え切らない様子であり、見かねて助け舟を出した渚が、今2人は離婚して純子は海外に住んでいると言う。さらに市郎は海外のどこにいるのかと尋ねるが、渚は答えられない父の代わりに、南フランスのプロヴァンス地方に移住したと誤魔化すのだった。

市郎は、純子とゆずるの出会いについても追求する。ゆずるによると、高校時代はグレている純子が不良仲間と手を切って大学に現役合格すると、女子大生ブームにのってモデル事務所にスカウトされたということだった。

業界人に六本木のディスコに連れられた純子は、新人黒服として働いていた若きゆずる(錦戸亮)と出会う。ディスコの黒服には階級があり、新人はえんじ色、ウェイターは青、トップウェイターは黄色、キャプテンは黒と決まっていた。そして、キャプテンの上が覇者であり、ゆずるは、自分が覇者になったら結婚しようと、純子にプロポーズした。

その後、見事覇者になったゆずるは銀色のスーツに身を包み、純子はワンレンボディコン姿で市郎に挨拶に行く。しかし市郎は怒り、肩パット入りの宇宙人のようなスーツを着た男に娘はやれん、と追い返そうとするが、その時既に、純子のお腹の中には赤ちゃんがいた。

それを聞いた市郎は、話の途中であるにも関わらず思わずゆずるに殴りかかる。2人は市郎の反対を押し切って結婚するが、生まれた渚を市郎が抱くことはなかった。

その後、ゆずるは神戸で家業の仕立て屋を継ぎ、市郎に背広をプレゼントしようと新幹線の切符を送るが、市郎は拒否していたという。

1 2 3 4
error: Content is protected !!