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アカデミー賞をモノにした山崎貴の匠の技とは? 映画『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞を受賞。アジア映画初の快挙を解説

text by 編集部

山崎貴監督作手掛ける映画『ゴジラ-1.0』が、2024年のアカデミー賞にて視覚効果賞を受賞した。『ザ・クリエイター 創造者』、『ミッション:インポッシブル デッド・レコニング PART ONE』などと共にノミネートされていた同作が、大逆転の快挙を成し遂げた。今回はその詳細内容を米Colliderを参考にご紹介していく。

映画『ゴジラ-1.0』が第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞の快挙!

©2023 TOHO CO., LTD.
©2023 TOHO CO LTD

視覚効果賞は、その年に公開された映画の中で、最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる賞だ。過去には『タイタニック』、『スター・ウォーズ』、『アバター』などのハリウッドの名作が受賞してきた賞である。

今回、日本アカデミー賞での大成功に続き、ロサンゼルスで開催された第96回アカデミー賞にて、映画『ゴジラ-1.0』が逆転勝利を収める形で見事にアカデミー視覚効果賞を受賞した。

元々は、視覚効果協会(VES)の組合員が選考する第22回VES賞でも、写実的長編映画視覚効果賞を含む5部門を制していた、ギャレス・エドワーズ監督の映画『ザ・クリエイター 創造者』が圧倒的優位と言われていた。しかしそれを覆し、大逆転での受賞!

山崎貴監督によるこの作品は、他の視覚効果賞ノミネート作品と比べるとかなり低予算で製作され、それでも尚、驚異的な破壊シーンを作り上げ、観客を魅了した作品となった。

本作は、推定予算1500万ドル(約21億6000万円)で、全世界で1億600万ドル以上(約157億円以上)の興行収入を記録。

山崎監督は先月、米Colliderのスティーブ・ワイントローブに、わずか8カ月の間で35人が、610ものVFXショットを本作にて担当したと語った。そのVFXショットの構成は、124分間の上映時間の三分の二を占めるものとなっている。

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