ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』イベントレポ&96猫・Lezelスペシャル対談映像

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』イベントレポ&96猫・Lezelスペシャル対談映像

text by 編集部

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』が現在全国公開中だ。今回、19日(火)に開催されたスタッフ舞台挨拶「スタッフがアゲアゲナイト第2夜「パリピ孔明」人気の鍵!圧巻の音楽を語らナイト!」のオフィシャルレポートと、英子歌唱キャスト・96猫と七海歌唱キャストLezelによる対談映像も解禁する。

「2期はやりたいなと思ってはいる」
本間監督が希望を語るオフィシャルイベントレポ

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』
© 四葉夕ト小川亮講談社パリピ孔明 Road to Summer Sonia製作委員会

「パリピ孔明」は、三国志の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に転生し、駆け出しのアーティスト・月見英子の歌声に心打たれたことをきっかけに、彼女をスターダムの道へと導いていくサクセスストーリー。

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』は、TVアニメ「パリピ孔明」にて描かれた英子が日本最大級の音楽イベント「サマーソニア」の出演権を得るまでの道のりを、劇場版として再編集し、さらに劇場版のために作成した英子のライブシーン新規カットも収録。

日本全国のパリピたち必見の作品となっている。

今回は、3月19日(火)に開催されたイベント「スタッフがアゲアゲナイト」第2夜「パリピ孔明」人気の鍵!圧巻の音楽を語らナイト!」のイベントレポをお届け。

上映終了後に大きな拍手が挙がり、熱量MAXの劇場に本間修(監督)/彦田元気(音楽)/MICRO(ラップパートディレクション)/倉島洋一(音楽プロデューサー)が登壇し、「パリピ孔明」にとって要となる音楽制作の舞台裏について、スペシャルトークを披露した!

そして、舞台挨拶では流しきれなかった、未公開のスペシャル対談を解禁。

「パリピ孔明」の推し曲と、本作の感想を語り合う豪華対談となっている。2人は本作についてその魅力を熱弁!96 猫は「総集編って、個人的には『やっぱり総集編だな』と感じることが多いけど、今回はTVと違ってテンポよく観られるのがいいと思ったのと、各キャラ視点で感情移入して観られるのもいいなと思いました。あとはライブ!劇場ならではの臨場感がすごい」と興奮をあらわにした。

劇場で感動のあまり涙したというLezelは「マスクをしていたのでギリギリ(笑)ずっと触れている作品でまさか泣くとは思っていなくて。冒頭の「Be Crazy For Me」から、『始まってしまった~!』と思いました」と感嘆。

ラストのエンディングについては「やってくれたな〜!」と2人で声を揃えて興奮を分かち合っていた。

そんな2人が歌唱キャストを務める英子・七海による主題歌「Resonance」も本作の魅力のひとつ。

ぜひ劇場の最高音響で、2人の歌声を堪能してほしい。

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』
© 四葉夕ト小川亮講談社パリピ孔明 Road to Summer Sonia製作委員会

【イベントレポ】

まず音楽を担当した彦田に「パリピ孔明」のオファーをもらった際の心境を尋ねると「仕事としてアニメの音楽全般を任せていただいたのが初めてだったので、すごく緊張しましたし、できるのかなという不安がすごくありました。最終的にはまとまったかなと思うんですが、みなさんいかがですか?」観客に呼びかけ、会場から大きな拍手が!

「ありがとうございます!作った甲斐があったなと思います」と喜びを語った。

本間監督は劇伴について、「中国っぽいところとクラブっぽいところ、そのミックスがどうなるんだろうと思っていたら、すごくいいところを突いていただいて、パリピ孔明の雰囲気を作ってくれました。ピアノだけの静かな劇伴もすごくロマンチックに作っていただけて、ありがとうございました」と感謝を伝えた。

そして音楽プロデューサーの倉島から、中国っぽい音楽で使用されている楽器・二胡は実際に奏者を呼んで生音で収録したとのタレコミが!

ハイクオリティな「パリピ孔明」の音楽に詰め込まれたこだわりの一部を明かしてくれた。

彦田は「やっぱりすごかった。パソコンで出す音源とはレベルが違って、ただただ感動したのを覚えてますね」としみじみとしていた。

ここで96猫・Lezelの事前収録で語られた「パリピ孔明」に参加した感想をお届け。

96猫は「すごく緊張していましたが、最後はLezelちゃんとお互い英子と七海として歌えてよかったねと話していました。現場で監督と話していくなかで、キャラクターの人柄がどんどんわかっていくのが嬉しかったです」と語る。

Lezelは「それまでカバーばかりでキャラクターとして歌う経験がなかったので、緊張と不安が入り混じった感覚でした。歌っていくなかで、七海ってこう歌うんだなっていうのがだんだんわかっていって、シンクロ率が上がっていく感じがありましたね」と感想を述べた。

歌唱キャスト抜擢の経緯について、倉島は「英子というキャラクターを想像したときに、豹変しないといけないので、キャストさんに歌っていただくのはハードルが高いと思っていて。歌い手のほとんど始祖みたいな方なので、歌うということへの向き合い方とか、声とか、歌い方とか、そういうものがマッチしました。専門職を集めた感じです」と96猫抜擢の理由を明かす。

本間監督は「キャストさんは芝居の上手さで選びたかったので、そこで歌も、となるとすごく複雑なことになってしまうので分けよう、となりました。Lezelさんは、96猫さんとはまた一味違くて、七海っぽい方を会議で何度か探していく中で出会いました」とLezel抜擢までの道のりを明かしてくれた。

ラップを担当したMICROに「パリピ孔明」に参加することになった経緯をたずねると、「倉島さんにパリピ孔明一緒にやりませんかと誘っていただいて。アニメの中のラップシーンを作るとか、未経験だったんですが、ぜひ!ということで受けました。台本を読み込んでいくと、KABE太人ってこういう人物像で、こういうラップスタイルで、こういう音が合うんじゃないか、とか、孔明は詩を読むようなスタイルでも似合うんじゃないか、とか紐解いてやっていきました」と回答。

本間監督は「真摯に取り組んでいただいて、コインランドリーラップのところもわざわざ自分で洗濯機の音をサンプリングしていただいて、デモ版からもうほとんど一発でOK!という感じで進んでいきました」とMICROを大絶賛!

「一発だって〜!」と MICROから歓喜の声が上がり、会場からも拍手が起こった。

諸葛孔明役・置鮎龍太郎と、KABE太人役・千葉翔也へのラップのディレクションについては、「もう現場に行って1テイク目から千葉さん素敵でしたし、自らもっと録らせてほしいと言ってくれるくらいラップに興味を持ってくださいましたし、置鮎さんに関しては何もディレクションすることがないくらい孔明らしいパフォーマンスをしていただいて、さすがだなと感動したのを覚えています」と2人のセンスを良さを称賛。

本間監督からは、「赤兎馬役の木村昴さんは一発OKだったのに、記念に録っていいですか!?って、2〜3テイク録っていかれましたね(笑)」と笑撃の裏話を明かし、会場の笑いをさらった。

ここで96猫&Lezelから、推しキャラ&推し楽曲の質問が!

彦田の推しキャラは英子。金髪キャラがお好きだそう。推し曲は「「気分上々↑↑」。ビッグバンドでやっていて、試行錯誤して作ったので、自分にとってスキルアップしたこともあり、思い出深い楽曲です」と明かした。

本間監督の推しキャラはオーナー小林。推し曲は「Shooting Starという、1話の後半とかで流れている英子の曲です。実は「DREAMER」を決めていた時に候補として挙がっていた曲で、ギリギリまで競った曲です。もしかしたら「DREAMER」になったかもしれない曲、という経緯も合わせて聴いていただけると面白いと思います」と明かした。

MICROの推しキャラは七海だそう。「ミュージシャン目線で見ると、彼女のやりたいことと求められていることの差に悩んでいるところとか、彼女の言動に涙がでます」と明かした。推し曲として、KABE太人のAZALEAへのディスラップをチョイス。「当時オリンピックの聖火リレーで全国を回っていたときに作った曲で(笑)思い出深いです」と裏の裏話を教えてくれた。

倉島の推しキャラは唐澤。「1億円もプロモーションに使うなんてすごい!」とプロデューサーならでは推しポイントを語った。推し曲はKABE太人の思い出の楽曲「Find the way」。「思い出の曲と言ったら懐メロにしなきゃということで、そういう色を出しました」と音作りのこだわりを明かした。

最後に本間監督から「2期はやりたいなと思ってはいるので、まだ決まっているわけではありませんが…皆さん応援していただけると幸いです!」とファンに呼びかけ、舞台挨拶は幕を下ろした。

【96猫×Lezel 特別対談】

【STORY】

英子の軍師として数々の知略計略を巡らせる諸葛孔明。
代々木での野外フェスを成功させた英子の元に超大物プロデューサーが現れる。

英子に才能を感じた彼は、日本最大級のフェス、サマーソニアに招待してくれるという。その条件は期日までに10万イイネを達成すること―!

チャレンジを決めた英子と孔明は、ラッパーのKABE太人を仲間に引き入れ、新たな楽曲制作に邁進していく。
――果たして英子は、10万イイネを達成し、サマーソニアの出場権を獲得できるのか?

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』
2024.3.1(Fri.) 全国公開

アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』
原作:四葉夕ト・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
キャスト:月見英子:本渡楓/歌唱:96 猫 諸葛孔明:置鮎龍太郎
オーナー小林:福島潤 KABE 太人:千葉翔也 久遠七海:山村響/歌唱:Lezel
監督:本間 修 音響監督:飯田里樹 音楽:彦田元気(Hifumi,inc.)
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ アニメーション制作:P.A.WORKS
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
製作:「パリピ孔明 Road to Summer Sonia」製作委員会
© 四葉夕ト・小川亮・講談社/「パリピ孔明 Road to Summer Sonia」製作委員会
アニメ総集編『パリピ孔明 Road to Summer Sonia』公式サイト
公式X(旧 Twitter) @paripikoumei_PR #パリピ孔明

【関連記事】
改変が天才的…最も成功した漫画のアニメ化は? 史上最高の漫画原作アニメ5選。原作を超えるクオリティを誇る作品をセレクト
アシリパの“アレ”が原作そのまま…。一方、「ちょっと笑えない」不満点は? 実写映画『ゴールデンカムイ』徹底考察&評価
漫画実写化史上、再現度が低すぎてがっかりしたキャラクターは? 原作ファンを困惑させた迷キャスティング&映画5選

error: Content is protected !!