篠原涼子＆バカリズムがW主演のドラマ『イップス』（フジテレビ系）が4月12日（金）より放送開始される。今作は”絶不調”のミステリー小説家と刑事の2人が事件を解決するミステリーコメディ。都内で行われた制作発表に、キャストの篠原、バカリズム、染谷将太が登壇し、作品にかける思いを語った。今回は制作発表のレポートをお届けする。

バカリズム「オークラさんの中の俺ってこんなに性格悪いんだ」

今作は＜心理的葛藤やプレッシャーが原因で今までできていたことが急にできなくなってしまうこと＝イップス＞を抱えた“絶不調”なバディが主人公。“書けなくなった”ミステリー小説家と“解けなくなった”刑事の二人が、事件を解決していくミステリーコメディー。

篠原涼子が、デビュー作から立て続けにベストセラーを記録するも、現在は新作が書けなくなってしまったミステリー作家・黒羽ミコを演じ、バカリズムは、かつてはエリート捜査官だったものの、ある出来事が原因で謎を解くことができなくなった警視庁捜査一課刑事・森野徹を演じる。

冒頭、篠原はミステリー作家という役どころについて、撮影前に抱いていたイメージと、実際に撮影に入った後ではかなり違うと発言。「これまでの自分の中にいなかったキャラクターですごくやりがいを感じていて、”ミコ”という存在がどんどん大切になって、愛してやりたいという気持ちでやっています」と心境を語った。

一方で、バカリズム演じる森野は、実は元々ミコの大ファンであったのが、ミコが書けなくなりコメンテーター業などを始めたことを理由にアンチに転じ、日々ネットでミコへのアンチコメントを投稿している、というキャラクター。

これについてバカリズムは、「脚本家のオークラさんが、僕のイメージに寄せてキャラクターを書いてくれたんですが、『オークラさんの中の俺ってこんなに性格悪いんだ』って笑。元々エリートで鼻にかけていたっていうのもあるんですが、自分の好きなことに関しては空気を読まずに早口で喋っちゃう感じとか、ちょっと嫌な奴ですよね」と笑い混じりで話した。

染谷将太演じる黒羽慧は、ミコの弟の人権派弁護士であり、ミコのよき相談相手。染谷はまだ1日しか撮影に参加していないそうだが、主演にならび3人目として登壇した以上、キーマンであることが予想される。染谷自身も「キーマンであると願っています」と話した。