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吉田鋼太郎演じる”しょうもない父親”を愛してしまうワケ。 ドラマ『おいハンサム!!2』第3話考察&感想レビュー

吉田鋼太郎が主演のドラマ『おいハンサム!!2』(東海テレビ・フジテレビ系)が放送中。伊藤家の父・源太郎が愛する家族と過ごす、「恋」と「家族」と「ゴハン」をめぐるホームコメディ。今回は、うな重問題が勃発した第3話の物語を中心に、吉田鋼太郎の魅力をご紹介。(文・曾澤奈津美)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

源太郎にうな重が問題勃発

『おいハンサム!!2』第1話より
おいハンサム2第1話より ©東海テレビ日本映画放送

源太郎(吉田鋼太郎)の部下3人は人気レストランの予約が取れて喜び向かう所で、源太郎と遭遇し「飯行くか?」と誘われる。部下たちは、「本部長(源太郎)なら寿司とかステーキかも」と期待しながら、ついていくことに。

しかし源太郎が訪れたのは、まさかの立ち食い蕎麦。「ごぼ天が絶品。細かく刻んだ油揚げをトッピングに」とこだわりの食べ方を話す源太郎を部下が遮り、「そういえば店予約してて」と逃げるように去っていった。そして源太郎は、1人で立ち食い蕎麦へ入るのだった。

後日、源太郎は取引先との会議があり、うな重を食べる手配が整えられた。

部下たちは半年前に起きたうな重にまつわる話を思い出す。今回と同様にうな重を頼んだ時に、会社でトラブルが発生。重役たちは食事にありつけず、残ったうな重を総務部が食べたことがあった。

そして源太郎たちがうな重を食べる瞬間、取引先でトラブルが発生。みな対応に追われ、うな重に手を付けずに職場に戻るも、源太郎ただ1人だけがうな重を美味しそうに堪能していた。

が、なんとこれが後に「うな重問題」に発展することとなる…。

次女・里香(佐久間由衣)は仕事中に荒ぶっていたところを上司にたしなめられる。聞けば、道で目の前に横いっぱいに広がって歩いている大学生の男女4人に遭遇したというのだ。

抜かしたいけど声はかけられない。そんな時に大学生が里香に気づくのだが、よけるわけでもなく、繋いだ手を持ち上げ「どうぞ~」とトンネルを作った。これは見ていた筆者もイラっとしてしまった。トンネルをくぐった里香は偉い。

上司はその話を聞いて「心にさわった」と表現する。

他にも里香はさわったことがあるという。毎朝お惣菜さんの店員に挨拶をすると一言添えられて、なんて返していいのか分からず、「そうですね」としか返せない里香は、その店員が夢に出てくる程にストレスを抱えていた。

そんな里香はストレスを発散するためにラーメンの大食いに挑戦していた。気づけば、同じ店に長女・由香(木南晴夏)の元恋人の大森(浜野謙太)の姿が。そこは大森の行きつけのラーメン屋であり、店主が自分の好きなチャーシューの端の部分を必ずくれることに「くすぐられる」と後輩の渡辺(太田莉菜)に、語っていた。

何故、姉はこの人と付き合っていたのか? と不思議に思いながら、里香はラーメンを完食。店内で拍手が起き、「ラーメン戦士」の称号を授けられるのだった。

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