こんなキムタク見たことない…衝撃すぎた初回の評価は? 木村拓哉主演『Believe 君にかける橋』考察&感想レビュー
text by 寺島武志
木村拓哉主演のテレビ朝日開局65周年記念作品『Believe -君にかける橋-』(テレビ朝日系)放送開始した。建設現場での事故によって実刑判決を受けた設計士の狩山陸が奮闘する希望と再生のヒューマンエンタメ。今回は、第1話のあらすじと本作の見どころを紹介。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
衝撃的な冒頭
あのキムタクが実刑判決?
本作は、テレビ朝日開局65周年記念作品として、木村拓哉を主演に迎え、橋作りに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部部長・狩山陸が、様々な困難に見舞われながらも、「龍神大橋」の建設に設計士として従事する姿を描いている。
木村主演で、同枠で放送され人気を博した『BG~身辺警護人~』(第1章・2018、第2章・2020)を手掛けた脚本家・井上由美子と常廣丈太監督が再集結。『GOOD LUCK!!』(2003・TBS系)、『エンジン』(2005・フジテレビ系)でもタッグを組み、木村が全幅の信頼を置く井上のオリジナル脚本とあって、否が応でも期待感が高まっていた。
木村にとっては、『未来への10カウント』(2022)以来、2年ぶりとなるテレビ朝日系ドラマの主演作だ。木村は同局55周年記念ドラマの『宮本武蔵』(2014)でも主演を務め、10年前と同様の抜擢となった。
予告映像では、狩山がヘルメットを被り、「日本一の“橋屋”が参りました!」と自信満々に登場し、橋建設に携わる一方、逮捕され、裁判の証言台に立つ姿や、刑務所で過ごす姿も映し出され、予測不能のストーリーを予感させた。
物語はいきなり法廷で、狩山が被告として1年6か月の実刑判決を受ける場面から始まる。業務上過失致死としては異例ともいえる判決だ。