Netflix実写版『シティーハンター』が世界的成功を収めた5つの理由(3)鈴木亮平の神がかった演技力と〇〇の再現力
text by ZAKKY
80年代を代表する名作漫画「シティーハンター」。待望の日本版実写映画がNetflixで配信中。主人公・冴羽獠を演じるのは鈴木亮平。今回は、原作を愛するライターが、全世界1位の快挙を成し遂げた本作の魅力を忖度なしでレビューする。(文・ZAKKY)【あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー】
絶賛ポイント③ 神谷明に寄せた鈴木亮平の声の芝居が素晴らしい
さて、本作の目玉は、やはり、主人公・冴羽獠を演じる鈴木亮平の存在感、演技力、そして何より、鈴木は子供のころから『シティーハンター』の大ファンであり、いつか獠を演じることを夢見ていたというポイントであろう。
そんな夢を実現できるなんてことは、一般人の我々からは想像を絶するものだが、鈴木は今作にて内なる野望をついに実現させた。
その高身長と筋肉美、特に肩幅の広さと胸板の厚さは、まさに冴羽獠そのもの。
また、漫画・アニメの実写版の場合、顔が似ているかどうかが再現度の基準になったりもするが、鈴木は特に獠に顔が似ているわけではない。しかし、自身の役作りで完全に鈴木亮平=冴羽獠という公式を生みだした。
どうやったら自分なりの獠になるかと髪形の細部にもこだわり、ギャグパートであるパンツ一枚で踊るシーンの振り付けも、アキラ100%や、とにかく明るい安村の芸を参考にしながら、自身で考えたという。
また、ガンアクションもとにかくお見事。
背後の敵を脇腹に銃を構え、狙撃するシーンなどは、原作に忠実であり迫力満点。ノールックで拳銃を分解する手さばきには、思わず惚れ惚れしてしまう。
さらに、絶妙だと感じたのは、アニメ版・獠役の神谷明氏の声に、いい塩梅に寄せている点だ。
特にギャグパートの「もっこりちゃ~ん!」など、声が高くなるシーンは、表情の作り方も含め、思わず大爆笑してしまう。
(文・ZAKKY)
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