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復活なら社会現象級…! 最もリバイバルしてほしい名作ドラマ(2)胸熱すぎる! 青春が詰まった最高の傑作は?

人々の記憶に残る名作ドラマたち。人気作はシリーズ化し、長きにわたって制作される作品もあれば、残念ながら惜しまれつつ終了……。かと思いきや、長くの時を経た後に、満を持しての復活、なんてことも珍しくない。今回は、リバイバルとして復活が望まれる民放ドラマ5本をセレクト。作品の魅力を解説し、ご紹介する。(文・寺島武志)

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脚本家の一人が引退も…復活の可能性はある!
フジテレビが誇る”月9”ヒューマンドラマ

『人にやさしく』

香取慎吾
香取慎吾Getty Images

主演:香取慎吾
放送期間:2002年1月7日~3月18日
放送時間:月曜21:00~21:54
放送局:フジテレビ系
脚本:鈴木おさむ、いずみ吉紘
最高視聴率:23.6%
他キャスト:松岡充、加藤浩次、須賀健太、小西真奈美、りょう、陣内孝則、ブラザートム、大後寿々花、おかやまはじめ

【作品内容】

「3ピース」の看板を掲げた原宿の古びた一軒家に住む前田前(香取慎吾)、山田太朗(松岡充)、大坪拳(加藤浩次)。貧乏暮らしの3人は、家の前で100万円を拾い、すべて使ってしまう。

その100万円は、「3ピース」を訪ねてきた小学生の五十嵐明(須賀健太)が落としたものだった。

明は「この子を預かって下さい」という母からの手紙を前たちに差出す。お金を使ってしまった3人は、罪悪感から明を迎え入れ、紆余曲折を経て明を預かることに…。

【注目ポイント】

フジテレビ系の「月9枠」で放送され、最高視聴率23.6%を記録した青春ドラマ。脚本は、『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(テレビ朝日系)を以て引退を宣言した鈴木おさむだ。

原宿の一軒家に住む貧乏男3人が、ひょんなことから小学生の明の面倒を見ることになる。明が持っていた100万円を使い果たしてしまった3人だったが、その男たちが子どもに大切なことを教えながら、同時に自分自身を見つめ直す子育てヒューマンドラマだ。

物語の最後、3人が33万円ずつを明に渡し「残りの1万円はいつか必ず返す」と告げ、母・美佐(麻生祐未)の元へ送り出し、3人も同居を解消し、別々の人生を生きることにする。

トップアイドルの香取、ビジュアル系バンド「SOPHIA」ボーカルの松岡充、お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤という斬新なキャスティングが話題を呼んだ本作。22年経った現在でも、3人とも第一線で活躍中だ。

各回のゲスト出演者も豪華で、中居正広、生田斗真、高岡早紀、田中裕二、真木蔵人らがスポット出演を果たしている。

鈴木おさむが引退することから、リバイバルは困難かとも思えるが、もう1人の脚本家・いずみ吉紘も『ROOKIES』(2008年・TBS系)、『デスノート』(2015年・日本テレビ系)、『集団左遷!!』(2019年・TBS系)などを手掛けたヒットメーカーだ。可能性は全くないわけでもないのだ。

当時、子役だった須賀健太は現在29歳。数多くのドラマや映画に出演し、俳優としてキャリアを重ねている上に、ユーチューバーとしても活動している。

バラバラになった3人、そして大人になった明のその後の人生が気になっている当時の視聴者は多いはず。ひょんなことから20年以上の時を超えて再会し、物語の続きを紡ぐロマンティックなストーリーを期待せずにはいられない。

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