ドラマを美しく彩るSixTONESの名曲とは? 京本大我の演技が共感を呼ぶワケ。ドラマ『お迎え渋谷くん』前半戦レビュー
text by 柚月裕実
SixTONESの京本大我が主演を務める火ドラ★イレブン『お迎え渋谷くん』。現在5話まで放送されている本作は、初回放送からXの世界トレンド1位を獲得するなど好発進を見せ、回を追うごとにこれまでのラブストーリーとは一味違うドキドキ感で魅了する。本稿では、1話から波乱の展開を迎えた5話までをプレイバック。(文・柚月裕実)
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【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。
不器用すぎる京本大我“渋谷くん”に目が離せない
京本が演じる渋谷大海は、若手売れっ子俳優でありながら、まだ恋を知らない24歳。年の離れた4歳の妹・音夢(諸林めい)が通う保育園のお迎えをきっかけに、担任保育士である青田愛花(田辺桃子)と出会う。
“すぎる”がつくほどの不器用な渋谷が、純粋に恋をするピュア度MAXの“うぶキュン”ラブコメディーだ。
渋谷くんは若手俳優として仕事も順調だが、愛する妹のお迎えを理由に朝ドラのオファーを断るなど、そこまで仕事一筋なタイプではない。おまけに恋愛経験はゼロ。マネジャーの品川響子(長谷川京子)は、俳優としての将来を案じたのか、芝居にリアリティをもたらすためにも恋愛を勧める。
音夢が通うことになった新しい保育園で出会ったのが愛花先生。保育士歴6年の中堅で、後輩のギャル保育士・金丸陽菜(ゆうちゃみ)とお堅い先輩に挟まれる日々。その上、なんだか神経質そうな保護者に連れられた音夢が転入したことで少々気を揉んでいた。
愛華先生は、金丸が放り投げた人形劇の準備を休み返上で進めていると、テレビから流れてきたのは人気俳優・渋谷大海が出演する清涼飲料水のCMだった。愛華先生も次第に渋谷くんを意識するように…。