実写版『キングダム』未登場の将軍キャラをガチで妄想キャスト予想(3)絶大な信頼…問題児も尊敬する老将軍は?
text by タナカシカ
漫画『キングダム』の実写映画が大ヒットを記録している。これまで3作が実写映画化され、日本を代表するキャストやスタッフが集結。さらに小栗旬と吉川晃司のサプライズキャスティングが記憶に新しい。今回は、『キングダム』ガチファンが「未登場の将軍キャラ」に絞り、選出理由や現実度から妄想キャスティングする。(文・タナカシカ)
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部下から絶大な信頼を寄せられる大将軍
蒙驁(もうごう)将軍
演じるなら、この人!
〜岸部一徳〜
映画化された「馬陽の戦い」の次に描かれるのが「山陽攻防編」。この戦いは、李牧と秦趙同盟を結び、趙国への憂いがなくなった秦国が、魏国へ侵略を開始する話となっている。
その山陽攻防戦で秦国の総大将となったのが、蒙驁将軍だ。『キングダム』のキャラクターは、みな屈強で好戦的な武将が多い中、穏やかな性格の持ち主なのが蒙驁将軍だ。無礼な態度しかできない信に対しても、何も気にせず「フォッフォッフォ」と笑う。
元々苦労人で地道に武功を積んできたため、桓騎や王翦が使うような驚くべき奇策は無く、凡庸な戦い方をする。しかし、常に常套戦略で取り零しのない安定感が大将軍と言われる所以だろう。
蒙驁将軍は、戦を指揮する才はないが、人の才覚を見抜く能力に長けており、秦国の問題児、桓騎と王翦の扱いづらい天才部下を二人も副将として従えている。2人も蒙驁将軍にだけは敬意を持って接していることがわかる。
そんなおおらかな蒙驁には、こちらもおおらかな岸部一徳をコンバートしたい。岸辺は、そのソフトな喋り方が魅力的で、主人公を諭し導くようなキャラクターを多数演じている。
ドラマ『ドクターX』(2016)シリーズの共演者である米倉涼子からは「精神的な支柱」と言われており、リアルな人間関係でも絶大な信頼感が寄せられているようだ。
リアルな人間性も、おおらかで懐が広いところも含めて、蒙驁将軍は岸辺一徳に演じてほしい。
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