「吉沢亮がすごい!」魅力爆発 ”沼にハマる”出演映画(3)。圧巻の役作り! どん底から這い上がる男を演じたのは?
text by 會澤奈津美
胸キュン必至の青春映画から、激しい戦闘シーンがあるアクション大作まで、様々なジャンルの作品に幅広く出演している吉沢亮。主人公として存在感を発揮するだけではなく、脇役として主役を立たせる。そんな魅力たっぷりの吉沢亮の「演技が堪能できる作品」5本をセレクト。この5本を観た後、あなたはもう吉沢亮の沼にはまってしまう。(文・會澤奈津美)
その表情はまさにプロ棋士!
挫折から這い上がる泥臭い役柄を熱演
『AWAKE』(2020)
監督:山田篤宏
脚本:山田篤宏
出演:吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、寛一郎
【作品内容】
大学生の英一(吉沢亮)は、かつて奨励会でライバルである陸(若葉竜也)に敗れ、プロの道を諦める。今まで将棋しか興味がなかった英一は、なかなか友人もできない。そんなある日、コンピュータ将棋に出会う。
2015年に実際に行われた「電王戦」FINALの対局に着想を得た作品。監督は山田篤宏。第1回木下グループ新人監督賞グランプリに輝いたオリジナルシナリオを映画化し、劇場映画デビュー作となった。
【注目ポイント】
一度挫折を味わい、どん底から這い上がっていく英一の様子を見事に演じ切っている。
英一は口数が少ないキャラクターだが、ふとした表情や細かい仕草などで、負けず嫌いな一面や将棋を心から愛する気持ちなど、奥底から湧き上がる感情がしっかりと伝わってくる。
盤面を見るときの目の動きや、相手の動きを見る表情は、まさにプロ棋士のよう。公開時のインタビューによると、吉沢は役作りのために姿勢や目線の研究に励み、“将棋以外に熱中できるものは何もない”という雰囲気を醸し出すために、体重を増量したという。
自分の作った将棋ソフトを育てていきながら、英一自身も一緒に成長していく姿、かつてのライバルと対局するシーンは青春映画ならではのアツさに満ちており、将棋が好きな人はもちろん、全く知らない人でも存分に楽しめる作品になっている。
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