史上最高の映像美…。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 ワールドプレミアが開催。現地メディアは絶賛の嵐!
世界歴代興行収入No.1 の超大作『アバター』の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が遂に12 月16 日(日本時間)より全世界で同時公開される。一体どんな映画になっているのか。今回は、本作をいち早く鑑賞した海外の批評家たちの声をご紹介する。
映画史を塗り替える映像美
全世界で絶賛の声
2009年に興行的に大ヒットした『アバター』の続編、『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』。イギリス・ロンドンにて、同作のワールドプレミアが、12月7日(日本時間12月6日)に開催された。同作を見た観客の最初の反応は、ジェームズ・キャメロン監督の壮大さや映像の美しさを賞賛するものだった。特に主人公達のパンドラ帰還には批評家も大喜びのようだ。早速批評家達のコメントを見てみる。
ニューヨークを拠点としているエンターテイメント雑誌である
米Entertainment Weekly誌のYolanda Machado氏
「ジェームズ・キャメロンはテクノロジーの達人です、、彼の演出はこの作品で最も精密になっている。息を呑むような瞬間ばかりでこれは驚異的な技術です!」
“James Cameron is a technology master… and his direction is at its most precise here. The film as a whole, while a technological marvelwith a breathtaking world. ”
作家、映画評論家であるスコット・マンツ氏
「この映画は今まで見た中で最も信じられない映像美で、息を呑むほど美しいよ。ストーリー自体は1作目より弱めに感じ、3時間10分と長く感じたがとても楽しく、最後の1時間は中でも特に素晴らしいよ」
” The movie is breathtakingly beautiful with the most incredible VFX I have ever seen. the story itself is weaker than the first and feels drawn out at 3 hours & 10 minutes, but it’s always great to look at & the last hour is amazing.”
イギリスの映画雑誌 英Empire の編集者Amon Warmann 氏
「良いニュースはまたもや3Dが最高ということ! それと特に最後のアクションシーンがかなりすごい。でも途中でストーリーの流れが止まったり、始まったり、映像のクオリティがとても高いところは僕にとって当たり外れのある部分だったよ」
“Good news is that 3D is good again, and the action is pretty incredible (especially in the final act). But many of the storylines feel like they have to stop and start, and the high frame rate was hit & miss for me.”
アメリカのオンラインニュースサイト米The Wrapの記者Drew Taylor氏
「この映画の技術的な卓越性と、予想できない感情移入に圧倒されたよ。そしてさらに世界は広がり、続編が予告されている。ジェームズ・キャメロン監督は絶好調で、特に最後のシーンは最高だった。彼が戻って来てくれて嬉しいよ」
“overwhelmed by both its technical mastery and unexpectedly intimate emotional scope. Yes, the world is expanded and sequels teased but the characters are most important. Cameron is in top form, especially in final act. Good to have him back.”
アメリカのエンターテイメントサイト米Colliderのホストであり
映画プロデューサーのペリ・ニーミャロフ氏
「とても信じられない。ジェームズ・キャメロンが映像のハードルを上げてくれると信じていたけど、このビジュアルには度肝を抜かれた。次から次へと目を見張るような映像が現れる。私が最も気に入ったのは、技術的な偉業が常にキャラクターと世界観の構築に役立っていると感じられるところです」
“Pretty incredible. I had faith James Cameron would raise the bar w/the effects but these visuals are mind-blowing. One stunning frame after the next. But the thing I dug most is how the technical feats always feel in service of character & world-building.”
米Rotten Tomatoes、Fandangoのコメンテーターである
エリック・デイヴィス氏
「続編は前作アバターより壮大でさらに良い作品になっており、より感情的で、その息を呑むような映像は、信じられないほど夢中にさせられる。ストーリーにその光景、スピリチュアル性や素晴らしい美しさ。これは映画製作とストーリーテリングの最高峰だ」
“The sequel is bigger, better & more emotional than #Avatar, the film is visually breathtaking, visceral & incredibly engrossing. The story, the spectacle, the spirituality, the beauty – this is moviemaking & storytelling at its absolute finest.”
「アバター6」「アバター7」の構想も!?
キャメロン監督、続編への意欲!
続編には、サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダーニャ、シガーニー・ウィーバー、ケイト・ウィンスレット、スティーブン・ラング、ミシェル・ヨーなどが出演している。
公式のあらすじによると、『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』はジェイクとネイティリの家族についてや、彼ら家族に付きまとってしまうトラブルや、互いの安全を守るための苦悩。生き続けるための戦いについての話となっているようだ。
また、現在68歳のキャメロン監督は『アバター』続編のアイデアはすでにあると米 the Hollywood reporter に語った。監督はなんと『アバター6』と『アバター7』までの構想があることを明かし、その時には「89歳」になっていると話したようだ。
さらに、キャメロン監督は『アバター映画をずっと作り続けることは難しく、それをするには膨大なエネルギー量が必要になる、そして誰かを訓練する必要もある』とも語り、続けて『どれだけ賢く優秀な監督であっても、この映画の作り方はわからないだろう』と述べている。
様々な意見があるが、その映像美は前作よりさらにパワーアップして帰ってきたことは間違いないようだ。『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日(金)全国劇場にて公開。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
12月16日(金)全国劇場にて公開
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