映画『ヒア アフター』津波シーンが怖すぎる…モデルとなった実話とは? 考察&評価レビュー。名作と評される理由を徹底解説
text by 編集部
映画『ヒアアフター』出典:Amazon
ヒア アフター
3.5
- 原題:
- Hereafter
- 製作年:
- 2010年(アメリカ合衆国)
- 監督:
- クリント・イーストウッド
- 脚本:
- ピーター・モーガン
- 撮影:
- トム・スターン
- 音楽:
- クリント・イーストウッド
- 配給:
- ワーナー・ブラザース
- 上映時間:
- 129分
- 演出:
- 15点
- 脚本:
- 12点
- 配役:
- 14点
- 映像:
- 16点
- 音響:
- 14点
クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』のあらすじ、ネタバレあらすじに加え、演出・脚本・映像・配役・音楽の5つの視点から徹底解説。冒頭の津波のシーンの撮影方法は? 名作と評される一方で「つまらない」との声もある本作を 多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>
『ヒア アフター』のあらすじ
フランス人女性ジャーナリスト・マリー(セシル・ドゥ・フランス)は、休暇を利用し、彼女の恋人のテレビ局ディレクター・ディディエと共に、東南アジアのリゾートへと遊びに行った。
マリーは土産を買いに街に出かけた際、突然津波に巻き込まれた。彼女は臨死体験を経験し、不思議な光景を目の当たりにする。
マリーは地元の住民たちに救出され、奇跡的に一命を取り留めるものの、臨死体験で目にした光景が帰国後も頭から離れず、以前のように仕事が捗らなくなっていた。ディディエはマリーに仕事を休むように促し、以前から興味のあった執筆活動を薦める。
ロンドンで母親と双子の兄ジェイソンと一緒に暮らす弟マーカス。母親はヘロインとアルコールに溺れ、福祉施設のスタッフが定期的に様子を見に来ていた。
双子の兄弟は、相変わらず薬を止められない母親への誕生日プレゼントに写真館で自分たちの写真を撮影する。写真をもらった母親は大喜びし、今度こそやり直すと誓うものの、ヘロイン中毒用の薬を買いに行ったジェイソンが交通事故で死亡する。
兄に会いたいという強い願いからマーカスは複数の霊能力者に相談するがどれも偽者ばかり。心を閉ざしたマーカスは児童施設へ、母親は更生施設へそれぞれ入所するのだった…。