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面白すぎて放心状態に…史上最高のスーパーヒーロー映画(4)最強少女が可愛すぎ…! 世界が惚れたヒロインとは

マーベル・コミック、DCコミックスをはじめ、長年根強い人気を誇っている「スーパーヒーロー映画」。”勧善懲悪もの”は勝利することが分かっている。なのにハラハラしてのめり込み、観終わった後に「正義とは何だろうか…」と哲学に耽ってしまう。今回はそんなスーパーヒーロー作品を5つピックアップしてお届けしたい。(文・ジュウ・ショ)

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大人を倒していくスーパーヒロイン

『キックアス』(2010)

女優のクロエ・グレース・モレッツ
女優のクロエグレースモレッツGetty Images

製作国:アメリカ
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
キャスト:アーロン・ジョンソン、クリストファー・ミンツ=プラッセ、クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ケイジ、マーク・ストロング

【作品内容】

アメリカン・コミックのスーパーヒーローに憧れた少年デイヴ・リゼウスキは、自らヒーローとして活動を始める。しかし、スーパーパワーもないため病院送りに。

学校一の美少女ケイティとの接近を経て、ヒーロー活動はYouTubeなどのSNSを中心に注目を集める。ケイティの悩みを解決しようとしたデイヴはピンチに陥るが、同じくヒーロー活動をするヒット・ガールとビッグ・ダディに救われる。親子は犯罪組織を標的にしており、デイヴもその戦いに巻き込まれていく。

【注目ポイント】

原作はマーベルコミック傘下の『アイコン・コミックス』から発売されたマンガだ。映画としては、公開当時のタイトルでは初登場1位を記録するなどヒットを記録した作品である。

今作の魅力はなんといっても、スーパーヒロインとして登場する「ヒット・ガール」だ。親から特殊な訓練を受けたことでマーシャル・アーツをはじめ、銃やナイフをガンガン使って大人を倒していく姿は衝撃的だった。

この表現に、当時「いやいや倫理的にNGだろう」という批判的な意見も出た。実際、この作品はR-15指定を受けている。しかし、下地にコメディ要素があることでちょっぴりマイルドになっていることもあり、多くの観客は称賛している。

また「何の能力もない男の子がヒーローに憧れたらどうなるか」という実験的なテーマもおもしろい。なんだか、昨今の「私人逮捕系YouTuber」にちょっと近しい部分も感じる作品である。

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