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理解不能で有名なSF映画は…? 史上最も難解な結末の名作(5)究極の意味不明ラスト…衝撃の展開が続く傑作

text by 編集部

SF映画は複雑なストーリー構成により、視聴者を混乱させることが多々ある。だからこそ、視聴者に対し哲学的で科学的なアイデアや、メッセージを届けることが可能でもある。だがタイムトラベルや、複雑なストーリーなどで理論的に不可解な作品になる場合も少なくない。今回はそんなSF映画の中から、ラストシーンが曖昧な作品を5本紹介する。

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夢の中に侵入
現実と区別がつかなくなるSFアクション

『インセプション』(2010)

レオナルド・ディカプリオ
レオナルドディカプリオGetty Images

製作国:アメリカ
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール

【作品内容】

他人の夢からアイデアを盗み出す企業スパイ・コブは、その才能から国際指名手配を受け、さらに妻の殺害容疑もかけられていた。

そんなある日、サイトーと名乗る男が、彼に風変わりな依頼を持ちかける。それは、コブが得意とするアイデアの盗み出しではなく、ターゲットの潜在意識にアイデアを植えつける「インセプション」というものだった。

コブは任務の危険性を理解しながらも、それが最後の仕事と引き受け、屈指のスペシャリストたちと共に夢への潜入を図る。

【注目ポイント】

本作のラストシーンは、映画界で最も話題となったエンディングの1つだ。危険なミッションに成功し、取引の条件であったアメリカ入国を果たし、家族との再会を果たす主人公コブ。

それが果たして夢なのか、現実なのか。それを判断することが可能なコブのトーテムのコマが回転し、グラつくところで幕を閉じる。

一説によると、コブの妻モルの父で、コブの義理の父であるマイルス教授を演じた俳優マイケル・ケインは、本作の脚本を読んだ時に、その内容に混乱したと言う。

彼はそのことをノーラン監督に伝えたところ『あなたがいるシーンは現実です』と述べたようだ。本作のラストシーンには、このマイルス教授の姿がある。このことから、ラストシーンは現実であると考察するファンも多い。

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