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鳥山明先生も忘れてる…?『ドラゴンボール』未回収の伏線(4)強引すぎる…神殿と精神と時の部屋の設定とは?

text by ZAKKY

2024年3月1日に惜しまれながらもこの世を去った天才漫画家・鳥山明。その代表作『ドラゴンボール』は後続の漫画家たちの常識を作り、伝説の漫画となった。しかし、物語が進むにつれ、最初の設定とは異なる展開になっている描写が多数ある。今回は、鳥山先生も忘れていそうな設定やセリフについて解説する。(文・ZAKKY)

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一度に入れるのは2人までだったのに…。

「神殿」「精神と時の部屋」の設定

ドラゴンボール
ドラゴンボールGetty Images

ピッコロと分裂した神様が住む宙に浮ぶ神殿は、選ばれし者しか入れない聖域であった。

しかし、後の展開で悟空が愛用していた如意棒は、実は、仙猫・カリン様が住むカリン塔の頂上と神殿を結ぶアイテムだということが発覚。ピッコロ大魔王を倒した悟空は神殿に行くと、カリン様は悟空が神様と会う資格があると判断し、送り出した。

そんな神聖な場所だったのだが、物語後半では誰でも入れるようになっていったのだった。後に悟空同様、神殿修行をしたキャラならともかく、ブルマや亀仙人なども避難場所として気軽に使っている。

また、神殿内にある「精神と時の部屋」は、1日入ると、中では1年分の時が流れるという、修行にはうってつけの場所である。

こちらも、人造人間編で突然出てきた便利スペースだが、実は悟空もかつて、修行をした際にこの部屋に入室したが、何もない空間に耐えきれず、すぐに出てきたという(この後付けエピソードも上手い)。

しかし、この部屋は生涯で48時間しか入れない設定だったはずが、それ以上入っているキャラがいる(これに関しては、一度死亡してドラゴンボールで蘇るとリセットされるという説も考えられる)。また、一度に入れるのは2人までという設定だったはずが、敵である魔人ブウも含め、4人で入ったパターンもあるのだ。

修行時間を短縮するため、使い勝手がよいシステムとして登場したわけだが、ちょっと強引な存在だったことは否めない。

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