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『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の興行収入が4億4100万ドル突破!『トップガン マーヴェリック』上回る

text by 編集部
C 2022 20th Century Studios All Rights Reserved

前作『アバター』は、『タイタニック』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』などの名作を抑え、堂々の一位を獲得しており、世界興行収入は28億4700万ドル。その続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の興行収入に多くの関心が集まっているようだ。現在その記録がどうなっているのか、現地のメディアを参考に解説していく。

『アバター2』の興行収入は期待ハズレ!?
不調の裏に中国とコロナの影響も

米colliderによると、12月16日(金)に世界同時公開された『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の興行収入は現在4億4160万ドルに達しており、さらにその数字は上昇中とのことだ。

その金額はなんと、映画『トップガン マーヴェリック』の初週末の売上を上回っており、中国では6,220万ドル、韓国では2,740万ドル、ドイツでは2,000万ドル、フランスで1,930万ドル、インドで1,810万ドルをという記録を叩き出している。

記録的ヒットにも関わらず、事前に予想していた興行成績と比較すると、下回ってしまっているらしい。その理由の一つに、どうやら中国とコロナが関係しているようだ。

コロナウイルスのパンデミックが発生後、初めて中国で公開されたハリウッド映画のひとつである本作は、当初、中国国内だけで1億ドル以上の興行収入を上げると予想されていた。しかし、中国の厳しいゼロコロナ政策と新型コロナウイルス感染症への懸念が、中国での視聴率に大きな影響を及ぼしてしまったと考えられている。

今回の作品は、ジェイク・サリーとネイティリの物語の1作目『アバター』から10年以上後に制作されており、夫婦とその子供たち、ネテヤム(ジェイミー・フラッターズ)、トゥクティリー(トリニティ・ブリス)、ローク(ブリテン・ダルトン)、キリ(シガニー・ウィーバー)について描かれている。人間の外的脅威に直面したサリーの家族は、熱帯雨林の家を離れ、パンドラの水域に移住し、迫り来る戦争に備るという内容だ。

C 2022 20th Century Studios All Rights Reserved

ジェームズ・キャメロン監督は本作の公開前に、この映画が成功するためには20億ドルの収益が必要であると発表している。また、同作の製作費は2億5千万ドルと、キャメロン監督にとってこれまでで最も高額な作品ともなっているようだ。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の全世界でのオープニングは、パンデミックが始まって以来、ハリウッド映画の全世界での週末興行成績として3番目に高く、2022年の全世界でのオープニングとしては『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 』に次いで2番目に高い。

収益の予測は下回ってはいるものの、本作はすでに複数の興行記録を更新しており、2位となった日本を除くすべての海外市場で1位を獲得している。

前作『アバター』(2009年)の世界興行収入は28億4700万ドルで、その記録は『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『タイタニック』などを抜いて堂々の一位となっているため、その続編である『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』にも大きな期待がかかる。本作がこれからどんな記録を生み出すのか、引き続きその動向を見守る必要がありそうだ。

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