「このまま演じてくれないんじゃないか」監督が主演俳優を語る。映画『SCRAPPER/スクラッパー』 アザーポスター公開
母を亡くし、1人で生きる12歳の少女のもとに音信不通だった父親が突如現れたことから始まるぎこちなくて愛おしい共同生活を描いた映画『SCRAPPER/スクラッパー』が現在公開中。父娘のぎこちない距離感を、フィルムカメラで収めたような雰囲気のアザーポスターが公開された。
淡い色遣いが懐かしさを感じるポスター
カラフルなビジュアルセンスと優しくもエモーショナルな親子のドラマが評判を呼び、サンダンス映画祭2023ワールドシネマドラマ部門にて審査員大賞を受賞した本作。
主演のジョージー役には、本作でスクリーンデビューを果たローラ・キャンベルが抜擢され、1人娘ジョージーと親子関係を構築しようとする不器用な父親ジェイソンに扮するのは、『逆転のトライアングル』(2023)『アイアンクロー』(2024)など話題作への出演が立て続くハリス・ディキンソンだ。
今回公開された4枚のポスターは、どれもフィルムカメラで撮られたようなどこか懐かしい仕上がりで、母を亡くし、ひとりぼっちで逞しく生きる12歳の主人公ジョージー(ローラ・キャンベル)と、ジョージーの前に12年ぶりに現れた行方知らずだった父親(ハリス・ディキンソン)の姿が映し出されている。
シャーロット・リーガン監督は、主演であるローラ・キャンベルについて「撮影初日は大変でした。父親のジェイソンが残したボイスメッセージを聞きながら、いろんな思い出がフラッシュバックする大切なシーンをいきなり撮ることになったんですが、ローラは前日のリハーサルにも参加せず、このまま演じてくれないんじゃないかとドキドキしていたんです」と語った。
しかし、「ところが撮影当日、姿を現した彼女は完璧に準備ができていて、私たちの想像を遥かに超える素晴らしい演技を披露してくれました。この日を境に、ローラは何かに解き放たれたよう演技を楽しんでいました」と、期待以上の演技力に歓喜したという。
残り3点のポスターは下記から見ることができる。
【写真】父娘のぎこちない距離感を、フィルムカメラで収めたような劇中カットはこちら! 映画『SCRAPPER/スクラッパー』劇中カット一覧
【作品情報】
監督・脚本:シャーロット・リーガン 出演:ローラ・キャンベル、ハリス・ディキンソン
2023年/イギリス/英語/84分/スコープ/5.1ch/PG12/原題:SCRAPPER/日本語字幕:北村広子
提供:キングレコード/配給:ブロードメディア/配給協力:フリック
© Scrapper Films Limited, British Broadcasting Corporation and the The British Film Institute 2022
公式サイト
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