「好きなホラー映画は『悪魔のいけにえ』です」映画『あのコはだぁれ?』出演・荒木飛羽インタビュー。目標にしている俳優とは?
Jホラーの巨匠・清水崇監督の新作映画『あのコはだぁれ?』が7月19日(金)より公開される。今回は、本作でホラー映画初挑戦となった荒木飛羽にインタビューを敢行。ドラマ『あなたの番です』(NTV系、2019)など、多くの作品で活躍している荒木に、撮影現場の裏側や、目標にしている俳優などについて伺った。(取材・文:斎藤香)
ホラー映画の撮影現場ではリアルな怪現象が起こる?
―――本作『あのコはだぁれ?』は、2023年に話題になった清水崇監督作『ミンナのウタ』のDNAを引き継いだホラー映画ですね。荒木さんは臨時教師の君島ほのか(渋谷凪咲)の補習クラスの生徒・島田蓮人役で出演していますが、ホラー映画の依頼があったときはどんな気持ちでしたか?
「僕は、ホラー系のエンターテインメントが大好きで、映画、ドラマ、ゲームなど、ホラー系の作品は小さい頃からたくさん観てきました。怖いけど好奇心をそそられるんです。だから本作の出演が決まったときは、うれしいと同時に『撮影現場で怖いことがあるかも!』と、ワクワクしました」
―――たしかにホラー映画の現場で怪奇現象が起こるということはあるらしいですね。ちなみに、撮影で怪現象などありましたか?
「残念ながら、怖いことは何も起こりませんでした(笑)。クランクインの前にキャスト全員がお祓いをしてもらったので、その効果かもしれません」
―――本作を手掛けたのはホラー映画界の巨匠・清水崇監督です。荒木さんは、ホラーがお好きとのことですが、清水監督の作品は観ていましたか?
「中学生のときに友達と『樹海村』(2021)を観に行きましたし、DNAを引き継ぐ『ミンナのウタ』も観ていました。どちらもかなり怖かったですが、ホラー映画の撮影はどうなっているのだろうという興味もありました。だから、本作の撮影現場に入るときはドキドキしっぱなしでした」
―――清水監督とは初めてお仕事されたと思いますが、実際にお仕事をされていかがでしたか?
「ホラー映画のイメージが強いので、勝手に怖い人かもしれないと思い込んでいたんです。でも、初めて顔合わせしたとき、冗談を交えながらお話ししてくださって、とても明るくて楽しい方で、いい意味で想像と違いました。常に俳優に寄り添いながら撮影を進めてくださったので、監督とコミュニケーションを取りながら演じることができました」