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「世界に通用するホラー映画を日本から発信したい」『あのコはだぁれ?』清水崇監督インタビュー。主演・渋谷凪咲の魅力とは?

text by 司馬宙

元NMB48の渋谷凪咲が主演を務めたホラー映画『あのコはだぁれ?』が7月19日(金)より公開される。そこで今回は、本作の監督を務めた清水崇監督に、単独インタビューを敢行。本作の見どころや渋谷凪咲の魅力、そして、今後のホラー映画界への期待について伺った。(取材・文:司馬宙)

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写真:武馬怜子

写真:武馬怜子

――今回の作品は、前作の『ミンナのウタ』とリンクした世界観になっています。特に象徴的なのが、「呪いのメロディ」を伝播する女子生徒、あのコですね。まさに新生ホラークイーン爆誕という感じがしました。

「僕としては、『呪怨』シリーズの伽椰子に続く存在になればいいなと思っています」

――今回の作品の構想は、前作の制作段階で既にあったものなのでしょうか。

「そうですね。『ミンナのウタ』は、GENERATIONSの結成10周年記念作品で、彼らが主役というのもすでに決まっていたんですが、完成する頃には同じ世界観で続編を作りたいという話をプロデューサーにこっそりしていました。ただ、物語自体は独立していて、『ミンナのウタ』を観ていない方でも楽しめるようにしています。

 あと、前作はGENERATIONSが主役なので、ラジオ局やLDH本社、ホテルなどが舞台でしたが、今回は学校や通学路などが舞台です。ここには、より若い世代のお客さんに楽しんでもらいたいという狙いがあります」

――今回の作品では、あのコの弟の名前が伽椰子の息子と同じ俊雄だったり、あのコの家が『呪怨』(2000)に登場する家と構造的に似ていたりと、清水監督の過去作を連想させるモチーフが随所にちりばめられています。この点は、原点回帰という意識はあったんでしょうか。

「いろいろな方にそう言われるんですが、僕自身は全く考えていませんでしたね。ロケハンのときも一切意識していなかったし、俊雄という名前も、男の子のお化けだから俊雄でいいか、という感じで(笑)。ただ、過去の代表作を連想しながら見てくださるのはとてもありがたいです」

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