ホーム » 投稿 » ドラマ » 大森南朋”江森”の過去は今後の伏線?『マウンテンドクター』が最も視聴者に訴えたいこととは? 第3話考察&感想レビュー

大森南朋”江森”の過去は今後の伏線?『マウンテンドクター』が最も視聴者に訴えたいこととは? 第3話考察&感想レビュー

text by まっつ

杉野遥亮主演のドラマ『マウンテンドクター』(カンテレ・フジテレビ系)が放送中。本作は、山岳医療にスポットを当てた完全オリジナル作品。主人公の宮本歩が、山岳医療チーム“MMT”(マウンテン・メディカル・チーム)の一員として奔走する。今回は、第2話のレビューをお届け。(文・まっつ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

—————————

【著者プロフィール:まっつ】

1993年、東京生まれ東京育ち。本職はスポーツウェブメディアの編集者だが、エンタメ・お笑いライターとして修行中。1週間に20本以上のラジオを聴く、生粋の深夜ラジオ好き。今一番聴くべきラジオは『霜降り明星のオールナイトニッポン』。好きなドラマは『アンナチュラル』、『いちばんすきな花』、『アンメット』。

江森の「患者を殺した」事件の真相

ドラマ『マウンテンドクター』第3話 ©カンテレ
ドラマ『マウンテンドクター』第3話 ©カンテレ

 
 医師である以上、すべての人を助けたい。しかし、救急医療には患者の処置の優先順位をつけるトリアージというものが存在する。優先度が高い順から赤、黄、緑のタグをつけ、助けられない患者には黒のタグをつけるというものだ。

 場合によっては「命の選別」ともなりうるトリアージ。その重みが、22日(月)に放送された『マウンテンドクター』の第3話で視聴者に突きつけられた。

 第3話で明らかとなったのは江森(大森南朋)の過去。患者を殺したという疑惑の目を向けられる中、友人と山に登った松田結衣(畦田ひとみ)が道中で突然倒れ、ヘリで運ばれてくる。妊娠5カ月の妊婦である彼女だったが、検査の結果は問題なし。

 一晩入院して経過観察することになるが、駆けつけた父・健作(おかやまはじめ)に連れられ、なかば強引に退院してしまう。結衣は江森(大森南朋)が1年前に山で死なせたという倉持菜月(舟木幸)の娘で、江森を訴えている遺族だったのだ。

 病院内での噂によると、1年前の落石事故では江森が救命に当たり、激しい外傷を負った菜月を助からないと判断したという。しかし、菜月に黒のトリアージを記したにも関わらず、その後、現場で意識が一時的に回復したことで、遺族には医療過誤とみなされて訴訟を起こされていた。

1 2 3
error: Content is protected !!