ダメな姿も愛おしい…八木勇征“南くん“に夢中にさせられるワケ。 ドラマ『南くんが恋人!?』第2話考察レビュー
text by 西本沙織
飯沼愛主演、八木勇征(FANTASTICS)出演のドラマ『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)が現在放送中。幾度となく映像化を果たした名作『南くんの恋人』が、南くんが手のひらサイズになる男女逆転バージョンとして蘇った。今回は、第2話のレビューをお届けする。(文・西本沙織)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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【著者プロフィール:西本沙織】
1992年生まれ、広島在住のライター。会社員として働くかたわら、Web媒体でエンタメに関するコラムやレビュー記事の執筆を行っている。ドラマや映画、マンガなどのエンタメが好き。
南くんとちよみの同居がスタート
第2話では、南くんの環境がガラリと変わる。トラックとぶつかりそうになったことで、なぜか手のひらサイズまで小さくなった南浩之(八木勇征)。身体が縮んだ根本的な理由はわからず、ただ謎だけが静かに残っている。
命からがら彼女の堀切ちよみ(飯沼愛)との待ち合わせ場所にたどり着いた南くんは、ボロボロだった。そんな状態でも気丈に振る舞う彼氏の姿をみて、ちよみは南くんを家に連れて帰ることを決める。
南くんがちよみの家に転がり込み、同居生活がスタート。
その生活のなかでは、1994年版『南くんの恋人』にも登場した“マグカップ風呂”やリカちゃん人形のファンシーな衣装に身を包む南くんなど、ミニマムサイズならではの暮らしぶりがコミカルに展開され、クスリと笑わせてくる。さらに、ちよみの弟・拓真(番家天嵩)におもちゃの鉄砲で撃たれそうになったり、母・楓(木村佳乃)に掃除機で吸われそうになったり、同居早々ピンチ三昧だ。