最も怖いのは人間…プロが選ぶ最恐の “ヒトコワ系”映画(4)不気味すぎる…アカデミー賞を席巻した名作とは?
text by 編集部
ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、「この世で最も怖いのは幽霊でも怪物でもなく人間なのでは?」と思い知らしめる、“ヒトコワ系”映画をセレクト。いかにも身近な恐怖に背筋が凍る5本をお届け。
『ゲット・アウト』(2017)
上映時間:104分
製作国:アメリカ
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
キャスト:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー、キャサリン・キーナー
【作品内容】
アフリカ系アメリカ人の青年・クリス(ダニエル・カルーヤ)は、白人の彼女ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家でバカンスを過ごすことに。ローズの両親から愛情にみちたおもてなしを受け、喜ぶクリスだったが、屋敷の使用人として働く黒人たちの様子がおかしいことに気がつく。そんな中、滞在二日目に行われたパーティでとある事件が勃発し…。
コメディアン、俳優としてキャリアをスタートさせたジョーダン・ピールの初監督作品。低予算ながらも口コミで話題が広がり、スマッシュヒットを記録。アカデミー賞では最優秀脚本賞を受賞した。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
人種差別問題に鋭く切り込むジョーダン・ピール監督の初監督作品。アメリカ社会に根強く存在する黒人差別の問題を、しっかりとストーリーに落とし込んでおり、作品を通じて差別問題を訴えかけるだけではなく、娯楽映画としての完成度も高い。
映画として完成されたホラー映画で、人間の不気味さがよく表現されている。歪んだ人の恐ろしさを嫌というほど味わうことのできる作品。
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