4つの新しい感情が登場…号泣必至のラストとは? 映画『インサイド・ヘッド2』徹底考察&評価。解説レビュー
text by Sakura Ito
全米をはじめ世界90か国で公開され、初日3日間で、アニメーション史上世界歴代 No.1 オープニング記録している映画『インサイド・ヘッド2』。今回は、4つの新しい感情が仲間入りした本作と前作の大きな違いや、エンディングについて解説レビューする(文:Sakura Ito)【あらすじ キャスト 考察 解説 評価レビュー】
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【著者プロフェール:Sakura Ito】
2003年秋田生まれ。人の心が動く仕事に携わりたいと感じ、エンターテイメント業界を志す。大学在学中にライターとしての活動を開始。若者視点での執筆が強みで、趣味は読書と音楽ライブに参加すること。
ティーンエイジャー特有の新しい感情が仲間入り
ディズニー&ピクサーのアニメーション映画『インサイド・ヘッド2』が、満を持して8月1日(水)から日本で公開された。
日本公開に先駆け、6月14日に米国をはじめ世界各国で公開された本作は、全世界興行収入において歴代トップ10にランクインする好調ぶりで、世界中のファンが続編を待ち侘びていたことが伺える。
主人公は、前作に引き続きライリーだ。彼女は13歳になり、新しいアイスホッケーチームへのトライアウトと、高校入学を控えていた。
ティーンエイジャーとして多感な時期を象徴するかのように、ヨロコビが中心だったライリーの感情たちに加えて、シンパイ、イイナー、ハズカシ、ダリィの4人が仲間入りする。
2作目となった本作では、これまでのライリーか、これからのライリーか、そのどちらを大事にするかでぶつかり合う、新旧の感情たちの葛藤と和解が描かれる。