4本、ぜんぶ傑作…実写版『キングダム』“原作を超えた“神シーンは?(4)号泣必至…ファン脱帽の名演を見せたのは?
text by ZAKKY
漫画家・原泰久による大人気コミック『キングダム』実写化シリーズ最終章となる映画『キングダム 大将軍の帰還』が公開中だ。今回は、アクションシーンや、涙なしでは観られない仲間の死など、「原作超え」ともいえる描写を5つセレクト。キャラクターや名シーンなど、見事に再現した俳優の演技もあわせて紹介する。(文・ZAKKY)
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信と尾到の友情と、その別れ(『キングダム 大将軍の帰還』)
趙国の武人、龐煖(吉川晃司)に重症を負わされた信は、「飛信隊」の仲間・尾到(三浦貴大)に抱えられ、その場からの離脱に成功する。そして、同じく重症を負った尾到と、草むらに2人で寝転ぶ。信にとっては、同郷の仲間である尾到。
お互い手負いながらも、思い出話を交わすが、尾到は、死んだふりをして、心配する信を驚かす。「な~んてな!」とおどける尾到にツッコみ、緊迫する戦場で唯一、信から笑顔を引き出した。
その後、疲れ果てた2人は寝落ち、次に信が目覚めると、尾到は安らかな眠りへとついている。ふざけて「な~んてな!」と言う尾到を期待して「起きろよ!」と震えながら叫ぶ信の姿は、涙なしでは観られない。
この場面の再現度は非常に高く、自分の命があと少しで終わることを悟られないよう、信のためにおどけて見せた尾到を演じた三浦貴大と、それを受け入れることができない信を演じた山﨑賢人の演技力の高さに、多くの原作ファンが脱帽したことは言うまでもないだろう。
(文・ZAKKY)
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