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白石晃士監督「Jホラーの定番を変えたい」大ヒット上映中映画『サユリ』からメイキング画像が公開

text by 編集部

「最恐傑作」と評される押切蓮介によるホラーを原作とした映画『サユリ』が、8月23日(金)より全国公開中だ。今回、新たに同作のメイキング画像が公開され、さらに白石晃士監督が自身の「Jホラー」のイメージを覆す挑戦について語ったコメントも発表された。

既存のジャパニーズ・ホラーに反抗!?
白石晃士監督の壮大な集大成が完成!

©2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
©2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス

 累計20万部を突破した人気ホラー漫画を、大ヒットホラー『貞子vs伽椰子』などを手掛けた白石晃士監督が実写映画化した映画『サユリ』は、週末ランキング9位にランクインを果たし、大ヒットを記録している。

 白石監督は本作について「Jホラーの定番から変えたかった」と語っており、サユリのビジュアルも原作にアレンジを加えられているほか、原作では触れられていないサユリの背景も描かれている。

 これらの映画オリジナルの要素について、白石監督は「映画版のサユリのビジュアルを原作に準じると、髪の長い貞子の少女版に近くなってしまう気がしたんです。サユリはどうしてこのような存在になってしまったのかを考え、幼少期のサユリのエピソードに辿り着いた結果、ビジュアルも変えることにしました」と語っている。

 この点について、原作者の押切は「全然、違和感はなかったです。そこに関しては自由にやってもらいました」と述べているほか、サユリの背景に関しては「涙腺ポイントでしたね。彼女への同情の余地はあるんです」と評価している。

【ストーリー】

 夢の一戸建てマイホームに引っ越してきた神木家。しかし、家族7人の幸せな時間も束の間。どこかから聞こえる奇怪な笑い声とともに、1人ずつ死んでいく家族―。中学3年生の則雄は、同級生の住田に突然話しかけられ、「気をつけて」と言われる始末。

 そんな神木家を恐怖のどん底に突き落とす呪いの根源は、この家に棲みつく少女の霊“サユリ”だった…。次々と起こる不可解な現象の中、遂に則雄にも少女の影が近づいてくる。

 その時、パニック状態に陥る則雄の前に現れたのは、認知症が進んでいるはずの“ばあちゃん”だった。「いいか。ワシら2人でさっきのアレを、地獄送りにしてやるんじゃ! 復讐じゃ!!」こうして、残された則雄とばあちゃんによる壮絶な復讐劇が始まるー!

【作品情報】

監督:白石晃士
原作:押切蓮介「サユリ 完全版」(幻冬舎コミックス刊)
脚本:安里麻里、白石晃士
出演:南出凌嘉、根岸季衣、近藤華、梶原 善、占部房子、きたろう、森田 想、猪股怜生ほか
製作プロダクション:東北新社
2024年/日本/108分/R15+
©2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
公式サイト

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