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映画史上最もゾッとする都市伝説は? 見方が変わる裏設定(2)将来は猟奇殺人鬼? 世界で愛された少年のその後

text by 市川ノン

世界中で愛される名作映画たち。作品の知名度が高ければ高いほど、ファンの間で都市伝説がまことしやかに語られる傾向にある。今回は、一部のファンの間で流布している映画にまつわる都市伝説の中から、とりわけユニークな説を厳選して紹介する。第2回。

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主人公は将来連続殺人鬼に…!?

『ホーム・アローン』(1990年)

マコーレー・カルキン
マコーレーカルキンGetty Images

上映時間:103分
監督:クリス・コロンバス
脚本:ジョン・ヒューズ
原題:Home-Alone
出演:マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、ジョン・ハード、ロバーツ・ブロッサム、キャサリン・オハラ

【作品情報】

後に「ハリーポッター」シリーズなどを手掛けるクリス・コロンバスが監督を務め、主役のケビンを演じたマコーレー・カルキンが子役として一躍有名となった一作。

裕福な家庭に暮らす8歳のケビンは、ひょんなことから家族旅行に参加できず、自宅に取り残されるハメに。うるさい両親や兄弟のいない一人暮らしを満喫するケビンだったが、そこに泥棒コンビがやってくる。ケビンは家を守るべく、家中の日用品や家財道具で仕掛けを作り、泥棒たちと対峙していく…。

【注目ポイント】

ホーム・アローンには、主人公ケビンがジグソウではないかという都市伝説がある。ジグソウといえば、ホラー映画「ソウ」シリーズに登場する連続猟奇殺人犯だが、彼が仕掛ける罠にはケビンとの類似点があるのだそう。

ケビンは自宅地下のボイラーを恐れていたが、ジグソウはそのボイラーと同じような形の拷問器具「逆トラバサミ」を作っている。シリーズでは何度も登場する器具であり、彼の執着心がうかがえるのだ。

また、「ソウ2」では焼却炉で死亡する者もおり、ここからもボイラーへのこだわりが示されているように思える。ちなみに、同作で登場する地下室は、ケビンの自宅地下室と階段の位置などが似ていることも、ケビン=ジグソウ説の根拠になっているのだそう。

コメディタッチの「ホーム・アローン」とスプラッター映画の「ソウ」シリーズ。真逆の作風の2作に、思わぬ繋がりがあるのかもしれない。

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