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映画「エレファント」絶望的なラストに震える。実在する銃乱射事件を題材にした青春映画の傑作<あらすじ 考察 解説 評価>

text by 編集部

演出:
16点
脚本:
9点
配役:
14点
映像:
18点
音響:
11点

映画「エレファント」をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説!ガス・ヴァン・サント監督の評価、採点、レビュー。アレックス・フロスト、エリック・デューレン、ジョン・ロビンソン、イライアス・マッコネルら出演。カンヌ映画祭で史上初の最高賞パルムドールと監督賞を受賞した秘密を徹底解明する。

映画『エレファント』あらすじ

舞台はアメリカのとある高校。生徒たちの日常が淡々と描かれ、それはやがて唐突に破局を迎える。

心優しい青年・ジョン(ジョン・ロビンソン)は、父親(ティモシー・ボトムズ)の運転する車で登校中だ。父親は酒浸りの生活を送っており、まともな運転ができず、ジョンを失望させる。

学校に着いたジョンは自宅の兄に電話をかけ、酔っぱらった父を迎えにきてくれないかと懇願。その後、誰もいない教室で泣いていると、同級生の女子・アケイディアに慰められる。

写真家志望のイーライ(イライアス・マッコネル)は、学校近くの森で若いカップルにカメラを向ける。容姿端麗な男子生徒・ネイサン(ネイサン・タイソン)は校内の廊下を練り歩き、ブリタニー(ブリタニー・マウンテン)を中心とする女子グループから熱い視線を浴びる。ネイサンはガールフレンドのキャリー(キャリー・フィンクリー)と合流し、2人は手をつないで歩き出した。

内向的な女子生徒・ミシェル(クリスティン・ヒックス)はグラウンドでの授業を終え、校内に戻ろうとしている。その際、女教師に短パンをもっと短くするように注意された。

その後、更衣室での着替え中に、他の女子生徒から陰口を叩かれる。廊下でジョンとイーライが出会い、立ち話をする。イーライがジョンの写真を撮影する中、その後ろをミシェルが通り過ぎる。

その後、ジョンは外に出るタイミングで武装したアレックス(アレックス・フロスト)とエリック(エリック・デューレン)とすれ違う。異変を察知したジョンが2人に話しかける。アレックスとフロストは「地獄になるから中へは絶対に入るな」と告げ、荒々しい足取りで校内に入っていくのだった…。

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