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「似すぎてやばい!」ミュージシャンの伝記映画ランキング第6位。まさに憑依! 伝説のパンクスターに扮した名優は?

text by 編集部

“誰にも媚びず、自分を貫く”。ロックミュージシャンたちの生き方は、退屈な日常から抜け出すためのヒントを与えてくれる。命を燃やすようにして絞り出された歌声は人々の心を震わせ、前向きな気持ちに駆り立ててくれる。これまで数多く制作されてきたロックミュージシャンの伝記映画の中から、【物語の奥深さ】、音楽がもたらす【高揚感】、モデルとなった人物や時代背景の【再現度】に着目して10本の作品をチョイス。波乱万丈の人生模様と迫力満点の音楽に酔いしれる、“一粒で二度おいしい”音楽映画を厳選してご紹介する。

6位:シド&ナンシー(1983)

製作国:イギリス
原題:SID&NANCY
監督:アレックス・コックス
脚本:アレックス・コックス、アビ・ウール
出演:ゲイリー・オールドマン、クロエ・ウェッブ

【物語の奥深さ】★★★
【音楽の高揚感】★★★
【再現度】★★★☆

伝説のパンクバンド「セックス・ピストルズ」のベーシスト、シド・ヴィシャスと恋人のナンシー・スパンゲンが過ごした破天荒な日々を映画化。

恋人であるナンシー(クロエ・ウェッブ)の殺害容疑で逮捕されたシド(ゲイリー・オールドマン)は、警察の尋問に答えるかたちで、ナンシーとの出会いから、愛を深めていくまでの過程を語り出す。

シドヴィシャスGetty Images

1970年代のパンクムーブメントの火付け役である「セックス・ピストルズ」。ベーシストのシド・ヴィシャスは、過激なパフォーマンスと破天荒な人生で知られ、亡くなってから50年以上経ってもなお、パンクのアイコンとして世界中で親しまれている。

個性派俳優・ゲイリー・オールドマンが、大幅な減量をともなう過酷な役作りを行い、主役のシドを熱演。タイトル曲を手掛けたのは、セックス・ピストルズと並ぶパンクの雄、「ザ・クラッシュ」のジョー・ストラマー。

また、オリジナル挿入歌を、セックス・ピストルズのギタリストだったスティーブ・ジョーンズが提供しており、パンクファン垂涎のサウンドトラックとなっている。

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