映画『白い恐怖』<あらすじ、ネタバレ、キャスト>衝撃の結末とは? 巨匠アルフレッド・ヒッチコックのサイケデリックスリラー
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白い恐怖
- 原題:
- Spellbound
- 製作年:
- 1945年(アメリカ)
- 監督:
- アルフレッド・ヒッチコック
- 脚本:
- ベン・ヘクト
- 撮影:
- ジョージ・バーンズ
- 音楽:
- ミクロス・ローザ
- 配給:
- ユナイテッド・アーティスツ
- 上映時間:
- 111分
映画『白い恐怖』の【あらすじ】、【ネタバレありあらすじ】を紹介。巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督作品。イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペックら出演。画家サルバドール・ダリが一部シーンにて背景スケッチを担当している本作。サイケデリックな衝撃のラストまで徹底網羅!
映画『白い恐怖』のあらすじ
バーモント州の精神病院「緑の園」。ここで働く女医コンスタンス(イングリッド・バーグマン)は、美人だが研究一辺倒で、同僚から恋愛過多の患者の診察は無理だと揶揄されていた。
しかし、そんな彼女に春が訪れる。所長マーチソン(レオ・G・キャロル)の後継者であるハンサムなエドワーズ(グレゴリー・ペック)に一目惚れしてしまったのだ。
しかし、後日、彼女はエドワーズの不審な一面を見る。それは、2人が同僚医師たちと食卓を囲みながら新設するプールの説明をしていた時のことだった。何の気無しに、白いテーブルクロスにフォークでプールの略図を書いたコンスタンス。エドワーズは、その様子を見るや不機嫌になり、テーブルクロスの縞模様を消そうとしたのだ。
翌日。エドワーズの部屋に、父親を殺したと思い込む患者ガームス(ノーマン・ロイド)がやってくる。知らせを受けたコンスタンスは、父殺しは子供の頃の罪悪感が生んだ妄だ、とガームスを諭し、部屋を出ていってもらう。これを聞いたエドワーズは、コンスタンスを散歩に誘う。
ある夜。眠れないコンスタンスは、図書館でエドワーズの著書を手に取る。そして、そのまま所長室へ。コンスタンスは、自身の感情に戸惑うが、同じく彼女に惹かれていたエドワーズに激しく抱擁される。
しかし、エドワーズは、コンスタンスのガウンの縞模様に激しく動揺。またも彼女に荒々しい態度を取る。
と、その時、2人のもとに、ガームスか喉をかき切り、自殺を図ったとの知らせが入る。手術室に直行する2人。しかし、エドワードはまたもや発作を起こして失神してしまう。
一方、エドワーズに付き添っていたコンスタンスは、メモに書かれたサインと書籍のサインの筆跡が違うことに気づき、エドワーズを問い詰める。
するとエドワーズは、自分が本物のエドワーズを殺し、成りすましていると告白。持っていたシガレットケースから、本名のイニシャルが「J.B.」と判明する。
記憶喪失で事件を覚えていないエドワーズ。しかし、事件を思い出すきっかけがあると発作を起こすという。コンスタンスは、事件は妄想であるとし彼の無実を信じるが、彼はコンスタンスに迷惑がかかることを恐れ、書き置きを残して逃亡する。