『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が初登場1位!『鬼太郎誕生~真生版』など新作の順位は?【週末興行ランキング】
興行通信社より週末映画動員ランキング(10月4日~10月6日)が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。?『シビル・ウォー』や『ふれる。』など新作は何作ランクイン? 7週連続で上位に食い込む『ラストマイル』の興行収入は?
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が1位に初登場!
今週の動員ランキングは、A24史上最大の製作費をかけ、近未来のアメリカで起こる内戦を描いたディストピア・アクション『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(ハピネットファントム・スタジオ)が初日から3日間で動員12万7000人、興収1億9800万円をあげ、初登場1位に輝いた。
14ヶ月も取材を受けていない大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへ向かう4人のジャーナリストが、内戦の恐怖と狂気に吞み込まれていく。監督はアレックス・ガーランド、出演はキルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、ケイリー・スピーニーなど実力派俳優が名を連ねる。
2位は、返り咲きから2週連続1位をキープしていた『ラストマイル』(東宝)が、週末3日間で動員9万8600人、興収1億4900万円を記録。累計成績は動員358万人、興収51億円を突破している。
3位には、昨年11月に公開され、ヒットを記録した「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の映像と音をクオリティアップさせた『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』(東映)が、初日から3日間で動員9万7700人、興収1億5600万円をあげてランクインした。327カットのリテイクと音の再ダビングを行い、制作陣が当初想定していた恐怖の物語を描き出している。
4位には、“BTS”のジョングクが歩む世界的ポップスターへの道のりを追ったドキュメンタリー『JUNG KOOK: I AM STILL』(エイベックス・フィルムレーベルズ)が、初日から3日間で動員7万600人、興収1億5700万円を記録し初登場した。監督は『SUGA|Agust D Tour’D-DAY’THE MOVIE』も手掛けたパク・ジュンス。
5位には、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』をはじめとする“青春3部作”を手掛けた長井龍雪監督&岡田麿里脚本&田中将賀キャラクターデザインによる長編アニメーション『ふれる。』(東宝/アニプレックス)が、初日から3日間で動員6万9000人、興収1億300万円をあげてランクイン。不思議な生き物“ふれる”と暮らす3人の青年を永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎が演じている。
既存作品では、6位の『スオミの話をしよう』(東宝)が累計で動員110万人、興収15億円を超えた。また、8位の『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』(東映)は累計で動員83万人、興収10億円を突破した。
【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年10月4日~10月6日)
1(初)『シビル・ウォー アメリカ最後の日』:1週目
2(1)『ラストマイル』:7週目
3(初)『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』:1週目
4(初)『JUNG KOOK: I AM STILL』:1週目
5(初)『ふれる。』:1週目
6(5)『スオミの話をしよう』:4週目
7(9)『五等分の花嫁*』:3週目
8(3)『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ・ゲームの世界で大冒険!』:4週目
9(2)『劇場版「オーバーロード」聖王国編』:3週目
10(4)『ビートルジュース ビートルジュース』:2週目
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