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プロが選ぶ”世界最恐”の怖さを誇る日本のホラー映画(3)最恐vs最恐…日本が生んだ”伝説の激突”の行方は

text by 編集部

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、日本のホラー映画の中から5作品をチョイス。
不慮の事故で亡くなった子供幽霊、井戸の底に突き落とされた少女…。観る者の背筋をゾワっとさせる、ジャパニーズホラーの傑作群をご紹介。

(配信状況に関する情報は2022年8月時点のもの)

『貞子VS伽椰子』(2016)

女優の山本美月
女優の山本美月Getty Images

上映時間:99分
製作国:日本
監督:白石晃士
脚本:白石晃士
キャスト:山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、甲本雅裕、安藤政信

【作品内容】

女子大生の有里(山本美月)は、見ると2日後に必ず死ぬと言われている「呪いの動画」を見てしまう。一方、女子高生の鈴花(玉城ティナ)は訪れた者は、必ず行方不明になるという「呪いの家」に入ってしまう。2人からSOSを受けた霊媒師の経蔵(安藤政信)は、貞子と伽椰子を戦わせることで事態を解決しようと思い立つ。

『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子というJホラーを代表する2大キャラクターが夢の競演。元々はエイプリルフールのフェイク企画だったのを、白石晃士監督たっての希望で実現した。

ミミカ・モーフ 推薦コメント


系統の異なる2つの映画の登場人物が対決する、VS系のホラー映画は、オリジナル作品の良さを潰してしまうことも少なくない。

しかし、今作は貞子と伽椰子が同じ世界に存在し、両者が引き合わされた場合という「if」がしっかりと描かれており、『リング』と『呪怨』の世界観を壊すことなく、両者の対決を描くことに成功している。

邦画ホラー映画ファンであれば非常に楽しめるはず。また監督を務めた白石晃士監督らしさも満載。個性が光る霊媒師コンビが登場するなど、白石監督ファンも楽しめる。

原作の世界を壊すことなく、監督の色も確かに混ぜられ、新たな貞子&伽椰子の呪いの世界がしっかり表現されている非常に面白い作品。

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