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プロが選ぶ“世界最恐”のクリーチャー・ホラー映画6選(1)。 CGなしでこの醜悪さ…歴史に残る名作とは?

text by 編集部

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく。今回は、人類VSモンスターの命をかけた戦いを描く、クリーチャー・ホラーを6本セレクト。暗闇の先でうごめく気配、グロテスクなフォルム…。人類を絶望に突き落とす、化け物たちの饗宴をご覧あれ!

『遊星からの物体X』(1982)

写真getty images

上映時間:109分
製作国:アメリカ
監督:ジョン・カーペンター
脚本:ビル・ランカスター
キャスト: カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー
ドナルド・モファット、キース・デイヴィッド

【作品内容】

舞台は冬の南極大陸。ノルウェー観測隊のヘリが雪原を駆ける1匹の犬を追って、アメリカ観測隊の陣地に無断侵入。アメリカ観測隊は出し抜けに攻撃を仕掛けてきたノルウェー観測隊を迎撃する。マクレディ率いる調査隊が、ノルウェー観測隊の基地を訪れると、そこには焼け崩れた建物と、死体の山があった。調査隊は真相を探るべく、死体と記録用フィルムを自陣に持ち帰るのだった…。

ホラーの鬼才・ジョン・カーペンターが、1951年の映画『遊星よりの物体X』をリメイク。しかし、話の筋は元の映画とは似ておらず、原作となった短編小説『影が行く』の物語を踏襲している。

ミミカ・モーフ 推薦コメント


言わずと知れたジョン・カーペンター監督による、世界を代表するクリーチャー・ホラー。この作品に影響されたホラー映画監督は数知れない。なんと言ってもCG技術のないこの時代に、なんとも醜悪なクリーチャーを作り上げている。その点は昨今のホラー作品と比べても引けを取らない。

周囲の人間がいつの間にか得体の知れない「何か」に変わってしまうという緊張感と不安が終始ただよう。南極という閉鎖空間における、人狼ゲームの様な、誰もが疑心暗鬼に陥る絶望的な状況描写は、未だ多くのホラー映画ファンを魅了して止まない。

新規のホラーファンに向けて、「この作品を見なければファンではない」などと、古い作品を観るように強制はしたくないという気持ちを持ちつつ、今作だけは是非とも一度は観てもらえると大変嬉しい。

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