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マイケル・ジャクソンの伝記映画の制作準備が始動。メガホンをとるのは『イコライザー』で知られるあの黒人監督!

text by 編集部

ポップ・ミュージックの王様。”キング・オブ・ポップ”。世界中にその名が知られている伝説の歌手であるマイケル・ジャクソン。その偉大なアーティストの激動の人生が、アントワーン・フークア監督の手によってスクリーンで上映されるようだ。何が起きているのか知るため、早速現地のメディアを参考にその内容に迫る。

虐待、小児性愛…。波乱万丈なスーパースター、マイケル・ジャクソンの人生がスクリーンで描かれる

米collideによれば、マイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael(原題)』が、今年ライオンズゲートで制作が開始されることが決まったようだ。

この映画は、2009年に、50歳の若さでこの世を去った、マイケル・ジャクソンの波瀾万丈の人生を、あらゆる側面から描く作品になっているという。

Getty Images

マイケル・ジャクソンは、子供時代に、“ジャクソン5”として、兄弟達と一緒に『ABC』や、『I want you back』などの名曲を出し、当時のビルボードチャートでビートルズの名曲『Let It Be(レット・イット・ビー』を超え、一位になるなどして、世界を驚かせ、その名を知られた。

ジャクソン5Getty Images

大人になったマイケルは、ソロで大成功を収め、MTV時代の最初の黒人スーパースターとなり、アルバム『スリラー』は7000万枚以上を売り上げ、”史上最も売れたアルバム”として現在も君臨している。

しかし、この成功の裏には、父親からの虐待を受けた幼少期や、健康上の危機、2度の結婚、小児性愛などから起こる様々な問題があったようだ。

この映画を担当する、アントワーン・フークア監督は、ミュージックビデオの監督として、そのキャリアをスタートさせ、『ギャングスタズパラダイス』を制作。

このビデオが成功し、1998年にチョウ・ユンファの、国際映画デビュー作である、アクション映画『リプレイスメント・キラー』で長編デビュー。さらに、俳優デンゼル・ワシントンの『トレーニング デイ』で、有名となった。

アントワーンフークア監督Getty Images

また、俳優のワシントンとは、頻繁にコラボレーションをしており、2016年の『マグニフィセント・セブン』や、『イコライザー』全3作でも監督を務めた。

他にもここ数年だけで、マーク・ウォールバーグ主演の『インフィニット 無限の記憶』や、ジェイク・ギレンホール主演の『THE GUILTY/ギルティ』、ウィル・スミス主演の『自由への道』などの作品を監督している実力派の監督だ。

そのフークア監督は、「マイケル・ジャクソンのような、パワーや、カリスマ性、音楽の才能を持ったアーティストは他にいません。MTVで、ヘビーローテーションされた最初の黒人アーティストである彼の作品を見て、私はミュージックビデオを作るようになったのです。彼の音楽と、映像は、私の世界観の一部であり、彼の音楽と一緒に、スクリーンで、彼の物語を伝えるチャンスは逃せないものでした」と語ったようだ。

この映画は、イギリスのロックバンドである”クイーン”の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』の成功を収めた、映画プロデューサーのグレアム・キングや、マイケル・ジャクソンの遺産共同相続人である、ジョン・ブランカ、ジョン・マクレーンによりプロデュースされる。

グレアムキング氏Getty Images

また、脚本は、『アビエーター』や、『007 スカイフォール』などを担当したジョン・ローガンが担当するようだ。

長編の映画にしたとしても、収まりきらないマイケル・ジャクソンの波瀾万丈な人生。そんなキング・オブ・ポップとして偉大なマイケルを、スクリーン上でより深く知ることができそうだ。

映画『Michael(原題)』の撮影は、今年2023年の後半に開始される予定となっている。

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