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松本怜生“風見先輩”に恋人発覚? 次週は阪神・淡路大震災を予感… NHK朝ドラ『おむすび』レビュー

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第20話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

糸島フェスティバルと恋の終わり…。

連続テレビ小説『おむすび』第3週 第20話 ©NHK

連続テレビ小説『おむすび』第3週 第20話 ©NHK

 永吉(松平健)がマジックショーで負傷した舞台裏で、円陣を組む結(橋本環奈)とハギャレン。そしてついに出番を迎えた博多ギャル連合がステージに上がる。ハギャレンは元気よく挨拶するも、会場は静まり返り、中には席を立つ観客も…。そんなアウェイな空気の中でパフォーマンスは始まり、結は会場の雰囲気に流され、振り付けを間違えて気分まで沈み込んでしまう。

 しかし、それでも明るく楽しく踊り、結を笑顔で励ますハギャレン。そんなハギャレンの踊りに釣られて、次第に会場のボルテージも上がっていく。結はメンバーの笑顔を見て「ギャルって超楽しい」と思い、存分にパフォーマンスした。

 そんな結の様子を、結のメールを見て糸島フェスティバルを訪れた姉・歩(仲里依紗)が見ていた。

 全てのパフォーマンスが終了し、結果発表。ハギャレンは残念ながら優勝を逃してしまうが、結果に不満を持った永吉が司会者のマイクを奪って乱入すると、その勢いに乗じてハギャレンもメンバー募集の告知をする。

 結の声を聞いた聖人(北村有起哉)や、糸島フェスティバルに訪れていた書道部のメンバー、四ツ木翔也(佐野勇斗)も結の正体に気づいてしまう。

 急いでステージを後にしたハギャレンだったが、舞台裏にはパラパラを見ていた風見先輩(松本怜生)が待ち構えていた。だがその横には恋人と思われる女性がおり、そのまま手を繋いで行ってしまうのだった…。

 砂浜で落ち込む結に、励まそうと陽太(菅生新樹)が声をかけようとするが、ハギャレンに連れて行かれてしまい、そこへ通りがかった四ツ木は、結に「あんな楽しそうな顔するんだな」と話しかける。

 結は、9年前の1995年1月17日に起こった出来事を話し始める…。

 歩の登場やそれに付随して思い出される神戸の記憶、そして糸島フェスティバルと目まぐるしかった第4週。しかし結や登場人物の心情が深掘りされていき、物語に深みが増していた。それに伴い、視聴者によるXへの投稿も盛り上がりを見せていた。

 劇中も大盛り上がりだったハギャレンのパラパラには「やりきった感のハギャレンメンバーみんな良い顔してる」「パラパラショー冒頭のあのアウェイ感‥苦しいよね。そこから笑顔で盛り上げるハギャレンが愛おしい」「ギャレン最高…」と、絶賛の声が上がっていた。

 しかし、そんな楽しかったショーから一転、これまで結の憧れだった風見先輩の恋人の存在が発覚。「風見先輩は分かってくれる派だと思ってたけど彼女いたか〜」「風見先輩が結のギャルメイクを気にも留めず(彼も結に気づいた1人か)熱く絶賛してくれたのが救い。しかしタイミング悪かったーー」と、結の淡い恋に終止符が打たれた瞬間に、がっかりする人も…。

 そして息つく暇もなく、物語は阪神・淡路大震災を予感させるシーンになる。「来週はいよいよ大震災か…。辛い描写になりそう」「心して来週の放送を観ます。」と、わちゃわちゃしていた第4週から次週へかけて覚悟が必要になりそうだ。

(文・野原まりこ)

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