ホーム » 投稿 » 5選記事 » 打ち切りの噂も…続編を匂わせて終わった超大作映画(5)歴史的な大コケで強制終了? それでも続きが観たいワケ

打ち切りの噂も…続編を匂わせて終わった超大作映画(5)歴史的な大コケで強制終了? それでも続きが観たいワケ

text by シモ

続編が示唆されながらも実現せず、観客の期待が裏切られてしまう映画は少なくない。話題作でありながら続編が制作されなかった作品には、興行成績の不振や製作上の問題など様々な理由が存在する。本記事では、ラストで続編を匂わせて終わる5つの洋画を取り上げ、その魅力と打ち切りに至った背景を詳しく解説していく。(文・シモ)

ーーーーーーーーーーー

『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)

アーミー・ハマー
アーミー・ハマー【Getty Images】

監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、ライオネル・ウィグラム
原作:ドラマ『0011ナポレオン・ソロ』(1964~1968)
出演:ヘンリー・カヴィル、アーミー・ハマー、アリシア・ヴィキャンデル、エリザベス・デビッキ、ジャレッド・ハリス、ヒュー・グラント

【作品内容】

 東西冷戦下の1960年代前半。

 核兵器とその技術の拡散により、世界を滅ぼそうとする国際犯罪組織の存在が確認される。その陰謀を止めるために、敵同士のCIAエージェントとKGB工作員が手を組むことになって…。

【注目ポイント】

 1960年代の人気ドラマ『0011ナポレオン・ソロ』を、スタイリッシュに映画化した本作。物語のラストで、イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)とナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)の任務の総指揮を執るアレキサンダー・ウェーバリー(ヒュー・グラント)が2人に新たな任務を匂わせるシーンがある。

「新しいやっかいごとが起きた。君たちのボスに相談したところ、チームを続ける許可が出た。チームの名前は、U.N.C.L.E.だ」

 このセリフは、続編への期待を煽る。公開から9年が過ぎてしまったが、本作は、ファンからも続編を望む声が多い。

 しかし、続編は製作されていない。7年前の2017年に、イリヤ・クリヤキン役のアーミー・ハマーが、続編への意欲を見せているとのニュースが出たきりだ。

 7,500万ドル(約111億円)の予算に対して、興行収入が7,210万ドル(約107億円)と赤字だったのが、影響しているのだろうか?

 追加の続報が待たれるばかりだ。

(文・シモ)

【関連記事】
打ち切りの噂も…続編を匂わせて終わった超大作は? 問題作(1)
打ち切りの噂も…続編を匂わせて終わった超大作は? 問題作(2)
打ち切りの噂も…続編を匂わせて終わった超大作は? 問題作(全紹介)

【了】

error: Content is protected !!