ついに「全決」メンバーの正体が明らかに…広瀬アリス”雨野”の名言にシビれたワケ。『全領域異常解決室』第6話考察レビュー
text by ふくだりょうこ
藤原竜也主演のドラマ『全領域異常解決室』が現在放送中。身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」という捜査機関が解決する本格ミステリードラマだ。今回は、第6話のレビューをお届け。(文・ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
全決メンバーの正体が一気に明らかに!!
第6話で「全決」のメンバーの正体が一気に明らかになり、物語がすっきりと進展した。
宇喜之民生(小日向文世)は、農耕と食物の神・宇迦之御霊神であり、彼が料理に精を出していたのも納得がいく。
芹田正彦(迫田孝也)の正体は、なんと交通安全を司る猿田毘古神。デリバリーの仕事に励みつつ、神としての役割を担っていることが判明した。筆者は最初「ヒルコの関係者かもしれない」と予想していたのだった。疑ってすみませんでした。
さらに、ヒルコの正体かと疑われていた豊玉妃花(福本莉子)は、水を操る力を持つ豊玉毘売命であることが判明した。
そして興玉(藤原竜也)は、他者の悪意と善意を見定めることができる興玉神。犯人をすぐに見抜けるのでは? とも考えたが、善意も悪意も誰にでも存在するため、その見極めは難しいのだという。
なお、神だからといって不死ではない。肉体が死ねば魂だけが残り、新たな赤ん坊の身体に転生する。そして成長するにつれて神としての記憶を取り戻し、何度も転生を繰り返すことでずっと地上にとどまり続けているのだ。