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「世界が絶賛の怪物とは?」最高最恐の韓国ホラー映画(3)。完璧完成度! 世界を制した名匠によるホラー

text by 編集部

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、韓国のホラー映画の中から5作品をチョイス。列車内で巻き起こる感染パニック、悪霊に憑りつかれた一家…。スリリングな展開に目が離せなくなる、韓国ホラーの傑作群をご紹介。

(配信状況に関する情報は2022年12月時点のもの)

『グエムル-漢江の怪物-』(2006)

ポン・ジュノ
ポンジュノGetty Images

上映時間:120分
製作国:韓国
監督:ポン・ジュノ、ハ・ジュノン、ペク・チョリョン
脚本:ポン・ジュノ、ハ・ジョンウォン、パク・チョルヒョン
キャスト:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル

【作品内容】

ソウル市内に流れる川・漢江に突如現れた謎の怪物“グエムル”。河川敷で店を営むパク一家は、怪物の持つウイルスの感染者として病院に隔離されてしまう。グムエルにさらわれた末娘の救出すべく、一家が奮闘するパニックホラー。

カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『「パラサイト 半地下の家族」』のポン・ジュノが監督を務めた。怪物を製作したのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの美術も担当した映画製作会社、ウェタワークショップ。

ミミカ・モーフ 推薦コメント


今作は世界的に韓国の貧富の差をコミカルに描き、注目を集めた『パラサイト 半地下の家族』を手がけた、ポン・ジュノ監督作品である。

典型的なクリーチャーホラー映画であり、漢江から突如現れた怪物が人を襲う事件から物語は始まる。クリーチャーを中心とした作品だが、今作は怪物から病原菌感染の可能性が噂され、混乱した社会とその真実を隠そうとする政府、そして一人娘を愛する家族を描いてもいる。

感染症は今や我々には非常に身近なテーマであり、クリーチャーが暴れまわる映画だと思って観ると、クリーチャーという一つの問題から見えてくる身近な問題を興味深く掘り下げている。

クリーチャー好きには少し物足りないがそれ以外の部分で楽しませてくれる、ポン・ジュノ監督ならではの作品だと言えるだろう。

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