あなたは道明寺派?花沢派?
『花より男子』(2005)
原作:神尾葉子
脚本:サタケミキオ、藤本有紀、高橋ナツコ
キャスト:井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力、西原亜希、加藤貴子、石野真子、小林すすむ、デビット伊東、松嶋菜々子(特別出演)、加賀まりこ
【作品内容】
幼稚園から大学まである名門校、英徳学園。金持ちばかりが通うこの学校は、「花の4人組」(F4)を名乗る4人の御曹司、道明寺司(松本潤)、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)に牛耳られていた。
ある日、高校から転入してきた貧乏学生の牧野つくし(井上真央)は、F4が転校生をいじめるシーンを目撃。4人に宣戦布告し、これまで抑えてきた不満を爆発させる。
【注目ポイント】
2022年と2023年の大河ドラマ(『鎌倉殿の13人』と『どうする家康』)でそれぞれ主演を演じた小栗旬と松本潤。今や押しも押されぬ大俳優となった2人が脚光を浴びるきっかけとなったのが、この『花より男子』だ。
2023年に「最も多く発行された単一作者による少女コミックシリーズ」としてギネスブックに登録された同名漫画が原作の本作。その最大の魅力は、なんと言っても松本演じる道明寺司と小栗演じる花沢類だろう。
わがままでけんかっ早く外交的な道明寺と、人付き合いが苦手で感性豊かな内向的な花沢。2人を巡るファンの争いは、漫画原作者の神尾葉子のアシスタントの間でも繰り広げられていたというから驚きだ。
なお、花沢役の小栗は、スター街道を上り詰めていたにも関わらず、自身のアイドル的人気に疑問を感じ、「こんな役やりたくなかった」のだという。どこまでも自分の道を邁進する小栗の姿にマイペースな花沢の姿を重ねるのもやぶさかではないだろう。
(文・編集部)
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