ドロドロ系の深夜ドラマが量産される体制はいつまで続くのか?
トピック4は深夜ドラマの泥沼化。前述のショートドラマアプリで配信されているドラマの多くは、いわゆるドロドロ系の人間関係が描かれたもの。昔の大映ドラマみたいなものです。同じく、深夜ドラマも不倫、離婚、嫉恨とかつての昼ドラを彷彿とさせるような、ドロドロ系の作品の放送が続いています。
今年だけでも『私よりも不幸でいてください』『3年C組は不倫してます。』(日本テレビ系)、『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)、『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』(MBS、TBS系)など、タイトルを読むだけで胃もたれしそうなドラマの羅列。
この背景には配信作品を増やすためにドラマを多く制作しなければならないという、テレビ局の意図があるのではないでしょうか。でも少し多すぎますね。深夜ドラマ、もうちょっとバラエティー豊富になってほしいものですが、2025年冬ドラマもドロドロは続きそうです。
(文・小林久乃)
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