上川隆也に唐沢寿明、イカしたおじさんの名演に期待大
まずは上川隆也(59)主演『問題物件』(フジテレビ系・1月15日)。あの上沼恵美子さんが大ファンだという上川隆也が、今年還暦を迎えるとは。時の流れをどこかで止めたような男前が、いまだに独身というのもそそられる。
さて『遺留捜査』シリーズ(テレビ朝日系)で10年以上も主演作を継続、刑事を演じている上川が今回演じるのは、不動産会社にスッと現れていわくつき物件など、あらゆる問題を解決していくという犬頭光太郎。
見た目は胡散臭いけれど、かなりのキレ者らしい。社員でもなんでもないというところがポイントでしょうか。
共演には不動産会社の社長役に船越英一郎、社員役に本多力、探偵役に浜野謙太とイカしたおじさんたち。確実に香ばしい香りのするドラマです。
そして唐沢寿明(61)主演の『プライベートバンカー』(テレビ朝日系・1月9日)。1990年代にかけてトレンディドラマの代表俳優と言われた唐沢寿明が、もう還暦超えとは、こちらも年を取るもので…。
『愛という名のもとに』(1992、フジテレビ系)、『ホームワーク』(1992、TBS系)、『白い巨塔』(2003、フジテレビ系)。これらで見せた精錬、真面目、誠実といったワードが浮かぶキャラクターだった。
対するようにバラエティ番組で見せる、面白キャラクターも印象的。今回もおそらくプロモーションで出演する番組で、いい目立ち方をすると思う。
さて唐沢が演じるグレイヘアの庵野甲一。“プライベートバンカー”とは、文字通り、資産一億円以上を所有する、富裕層の顧客の資産管理が仕事だ。
庵野はこのスペシャリストと呼ばれている。つまり数多の金持ちが登場して、それぞれが私欲を肥やすために起こすトラブルを解決していく…ということか。共演にはトレンディ女優の代表・鈴木保奈美も名前を連ねている。