なぜ“セカンド”より“ファースト”が選ばれるのか?
“ファーストラブ”というタイトルに多く使われるワードをピックアップした、本コラム。3作品、1曲の中にあなたの記憶に蘇る作品はあっただろうか。改めて、なぜ“ファーストラブ”というワードが目立つのかを考えてみたが、日本人がファーストという言葉に弱いという傾向はある。
例えば私が仕事をしている分野である出版業界。セカンド写真集よりも、ファースト写真集のほうが圧倒的に売れ行きは良い。編集者は手垢のついていない新人の写真集を制作するために常に審美眼を光らせている。“新創刊”の雑誌はよく売れるし、コンビニでも新商品は旧商品よりも売り上げを伸ばす。初めて、とはどうも購買欲を刺激する傾向にある。
この流れのひとつとして、視聴者の視聴欲を刺激するための“ファーストラブ”が多くあったのだろうと推測する。この流れは止まるのか、続くのか。
(文・小林久乃)
【関連記事】
10歳未満の少女も…“江戸の色町”吉原と遊女のリアルとは? 大河ドラマ『べらぼう』の理解が深まる豆知識を解説
最もヤンキー役が上手かった俳優は? 鳥肌が立つ名演5選。その男、凶暴につき…過激なアクションで魅せる役者をセレクト
もし『僕のヒーローアカデミア』が実写化したら? ガチで妄想キャスティング。デク、爆轟、死柄木を演じるのに相応しい役者は?
【了】