鎌倉の古民家と隣人の交流に癒される名作
『最後から二番目の恋』(フジテレビ系・2012年)
キャスト:小泉今日子、中井貴一、坂口憲二、内田有紀、飯島直子
そして鎌倉ロケといえばこの作品。『最後から二番目の恋』(フジテレビ系・2012年)と『続・最後から二番目の恋』(2014年)を思い出そう。
テレビ局勤務でドラマ制作のプロデューサー・吉野千明(小泉今日子)が、40代後半で鎌倉の古民家を購入。たまたま隣人たちと気が合い、交流を育んでいく物語。こちらも中年の私が主人公に共感を覚えた作品で、働き、悩み、時には疲れる女性=千明が描かれている。46歳、48歳のドラマのヒロインという設定も、新しい風を吹かせた。
さてロケ地。『スロウトレイン』にもあった江ノ電や千明の住む設定となっていた『極楽寺駅』も、登場。鎌倉の有名な観光名所もいくつも見られた。東京に疲れた千明が鎌倉へ移住したという設定も納得の、穏やかな風景がドラマ背景にはずっと続いていた。
千明の隣人で長倉家の長男・和平(中井貴一)が鎌倉市役所の観光課に勤務する設定で、千明が撮影の許可取りに行くシーンもあった。余談になってしまうが、私も撮影の許可取りにこの市役所へ行ったなあと、しみじみ。鎌倉市は公的機関のみなさまが、撮影に対して非常に協力的ということはありがたかった。