倉科カナと共演した2本の忘れがたい佳作

田中圭
田中圭【Getty Images】

 この数年の記憶として蘇ってくるのが2011年放送『私が恋愛できない理由』(フジテレビ系)。イベント照明会社で働く、彼氏なしの藤井恵美(香里奈)の元彼・長谷川優役だ。ただ交際期間は非常に短く、優はその後、病院長の娘・前田ひかり(倉科カナ)と婚約したものの、格差恋愛ゆえにひかりの父親から結婚を止められて、再び恵美とつき合うことに。

 最終的には照明の会社を立ち上げるため、優はアメリカへ旅立つことを決めるが、恵美はついていかず、別れることになる。要はヒロインとくっついたり、離れたりしていたわけだ。安室奈美恵による主題歌『Love Story』とともに思い出す、このドラマ。田中圭、まさかのひとりのヒロインで2回も元彼になるとは、恐れ入った。

 続けて2015年放送の『残念な夫。』(フジテレビ系)では、先述のドラマで婚約者役だった倉科カナ演じる榛野知里の元彼・向井和之役。同じ俳優同士で、同じような関係性を演じることなんてザラ。ただ田中の場合は出演本数から察すると、この再共演の確率がめちゃくちゃ高いのかもしれない。

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