常識を超えたキャラクター設定
川口春奈演じる、現実主義で「タイパ・コスパが悪い」という理由から恋愛をしない主義(単に元彼に変な振られかたをしただけ)の主人公・小山瀬奈。
田中圭演じる、瀬奈の元彼で別れて8年も経過してから急に瀬奈の前に現れ、恐怖を感じるほどのアプローチを開始する宇井修也。
瀬戸朝香演じる、瀬奈の母親で30近くなった瀬奈の恋愛だけでなく私生活にもタンスの中のカビのような速さで侵食する小山祥子。
光石研演じる、優(松村北斗)の父親で「家族は絶対に川の字で寝る」など耳を疑う家訓を掲げる真戸原和夫。
板谷由夏演じる、瀬奈たちの弁護士事務所の所長で誰かがミスしても明るくカバーする包容力がありながらも、実は和夫と付き合っていた、というすこぶる気持ち悪い過去を持つ小鳥遊翠。
長濱ねる、演じる瀬奈たちの同僚で業務中にもかかわらず9割9分恋愛の話しかしない園部こずえ。
などなど、ツッコミどころを挙げればキリがないほどに個性的な人物たちだが、破綻せずギリギリのところで持ちこたえているのは、確実に俳優たちの演技力があってこそだろう。