スマホヘビーユーザーの主人公に大共感

『着飾る恋には理由があって』(2021、TBS系)

川口春奈
川口春奈【Getty Images】

脚本:金子ありさ
キャスト:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン、飯尾和樹(ずん)、山下美月(乃木坂46)、高橋文哉、黒川智花、赤ペン瀧川、生瀬勝久、向井理、夏川結衣

【注目ポイント】

 インテリアメーカーの広報課社員・真柴(川口春奈)は、会社の宣伝を兼ねて始めたSNSで10万人近くのフォロワーを持つインフルエンサー。5年間、毎日1日3回の更新を欠かさずしているので、手にスマホがくっついているような状態。

 ギリギリZ世代のわたしは、スマホ依存な真柴に大共感。何か美しい景色があっても、目に焼き付けるのではなく「写真を撮らなきゃ!」と思ってしまうし、スマホを持たずに出かけるなんてもってのほか。

 しかし、真柴とルームシェアをすることになったキッチンカー店主・駿(横浜流星)は、彼女とは正反対な性格で、スマホをあまりいじらない。というか、そもそも持ち歩くことをしないのだ。デジタルデトックスについて、考えさせられることが多い今日この頃。「外の世界でどんなに落ち込んでも、これさえあればいいのよ。空と、水と、空気」という駿の言葉が胸に響く。いつかわたしも、駿の生き方に近づきたい!

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