獅子奮迅の活躍を見せた才能は？
良くも悪くも話題になりがちな原作漫画のドラマ化だが、前述の作品たちは新規のファンを着実に獲得しつつ、キャラクターにカチリとハマるキャスティングや原作を尊重した脚本で、ファンが期待する映像とのギャップが起きない工夫が凝らされている。
特に『東京サラダボウル』と『クジャクのダンス、誰が見た？』の両脚本を担当している金沢知樹は獅子奮迅の活躍と言っていいだろう。
ドラマならではの要素で言えば、物語の世界観にマッチする音楽も重要なピース。『東京サラダボウル』の音楽を手がけた王舟と『秘密〜THE TOP SECRET〜』の劇伴を担当する小島裕規 “Yaffle”の仕事も見事だった。
幸先の良いスタートを切った2025年の漫画原作ドラマ。さらに、この勢いに続く名作ドラマが今年、生まれることを楽しみにしている。
（文・ばやし）
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