湘北一のトラブルメーカー&飛び道具
三井寿
演じるならこの人!
〜山﨑賢人〜
高校1年生の時、中学MVPの実力を持ちながら、怪我が理由でバスケ部から離脱。その後、不良となり、バスケ部に殴り込みをかけるという暴挙に出たが、見事に3ポイントシューターとして復活を果たした三井寿には、『キングダム』(2019~)で主人公・信を演じた山﨑賢人が最適ではなかろうか。
作中、最も心身の揺れ動きが激しい、人間臭いキャラクターであると同時に、最も読者人気の高い三井のキャスティングは、実写化の肝になるだろう。山崎であれば、ファンを納得させる演技を披露してくれるはずだ。
原作では陵南戦より前のエピソードであるが、中学時代、神奈川県大会の来賓席に来ていた後に恩師となる、湘北高校バスケ部監督・安西先生との出会いやバスケ部復帰のエピソードも、回想シーンとして、点描的な形でもいいので実写化してほしいところだ。
もはや、教科書に載せてもいい安西先生の歴史的名言「あきらめたらそこで試合終了だよ」と、三井による「安西先生…!! バスケがしたいです…」という一連のやり取りが実写で再現されたら、涙腺崩壊必至だろう。
さらに、三井は大事な陵南戦にて、負傷と脳貧血により、後半、戦線を離脱する。その際に、「くそ…… なぜオレはあんな無駄な時間を……」と涙する場面があるのだが、「山﨑賢人の演技で観たくねーすか!?」という話なのである。
『キングダム』でも垣間見れたが、男泣き演技をさせたら、山﨑賢人の右に出る者はいないと筆者は感じている次第なのである。