日曜劇場『御上先生』で最も演技が良かった若手は? 株を上げた才能5選。作品を成功に導いたフレッシュな逸材をセレクト

text by 望月悠木

最終回を迎えた日曜劇場『御上先生』(TBS系)。本作は、官僚派遣制度によって進学校・隣徳学院の担任教師を務めることとなった、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂桃李)が、生徒達に「考えること」の重要性を説きながら、学校側の闇を暴くヒューマンドラマ。今回は、今後の出演作にも期待の若手俳優5人をまとめたい。(文:望月悠木)

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【著者プロフィール:望月悠木】

フリーライター。主に政治経済、社会問題、サブカルチャーに関する記事の執筆を手がけています。今知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けています。(旧Twitter):@mochizukiyuuki

個性を保ちながらも成長を見せる

奥平大兼(演・神崎拓斗)

『御上先生』最終話 ©TBS
『御上先生』最終話 ©TBS

 本作の中心人物だった報道部の部長・神崎拓斗を演じた奥平大兼を挙げたい。ジャーナリストを目指すだけあって志は高く、それでいてプライドも高い生意気な生徒だった。しかし、御上と接する過程で独りよがりだった態度を改め、次第に心境が変化していく。

 “1話は生意気だけど徐々に教師に心を開く生徒”は学園ドラマの王道だ。実際、最終回では「考え続けるって全然自分に優しくない。だけど、絶対に手放さない」と決意を語り、御上の兄の過去を気遣って「俺、死なないから」と“デレ”を見せる。

 ただ、「1話と最終話で全然キャラが違う」ということはなく、神崎は一貫して冷静かつ熱いジャーナリズムを持った生徒である。“神崎拓斗”を最初から最後まで保ちながら、心境や考え方には明確な変化が起きて成長している姿を見せた。奥平のこの絶妙なバランス感覚が他の作品でも発揮されることを楽しみにしたい。

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