司会をエンターテインメントに昇華した革命児
第2位 ビリー・クリスタル
1990年から1993年まで、アカデミー賞の司会者としての役割を一新させたと言われているのが、ビリー・クリスタルだ。前任者たちよりもエネルギッシュな性格が特徴で、その後、5度にわたってアカデミー賞に登場することになった。
1991年の授賞式では、中年の3人がカウボーイ体験を通して本来の自分を見つめ直すというコメディ映画『シティ・スリッカーズ』のプロモーションのため、馬に乗って舞台を降りるという演出で授賞式の幕を閉じた。
クリスタルが最近司会を務めたのは2012年で、前年のジェームズ・フランコと、アン・ハサウェイの司会の低評価から、再び安定した舵取りを取り戻すために起用された。アカデミー賞の運営陣から高い評価を与えられているのがよくわかるエピソードだ。